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土壇場でハリー・ライム



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【この小説が収録されている参考書籍】
土壇場でハリー・ライム
土壇場でハリー・ライム (文春文庫)

土壇場でハリー・ライムの評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

題材の使いかたは興味深い

週刊文春1987年 国内2位
第5回サントリーミステリ大賞
女もののパラソルを握りしめて東都新聞の月田部長が飛び降り自殺した。事件性があるとにらんだ部下の真木は単独捜査を始める ・・・
冒頭からパラソルという謎めいた小道具が提示され、興味がそそられたためか、すんなりと、ものがたりに入り込むことことができる。テンポも良く、サクサクと読みすすめられ、あっという間の読了した感がある。真相がゾルゲ事件にまつわって明らかになっていくのだが、これの題材の使い方は、なかなか、興味深い。巻末の選者のよる評では、舞台である昭和42年の設定を、当時のヒットソングの羅列で逃げている、というのがあったが、今読むのであれば、これはこれで、良いと思う。タイトルもいうほど、あざとくはないし。
ただ、派手な冒頭だっただけに、ラストは地味な印象が強いし、パラソルの謎も、真相へ直接的に関わっているものではなく、肩すかしをくってしまった。特に、パラソルの追跡行は、ほとんど偶然というか強引というか ・・・
1988年にテレビドラマ化されているんだけど、こちらは未見
土壇場でハリー・ライムAmazon書評・レビュー:土壇場でハリー・ライムより
416309850X

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