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黒蝿
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黒蝿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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これまでの作品とは異なり、群像劇形式で話が進むのが特徴的。テンポよく読み進められるが没入感は失われている。その大きな理由としては登場人物の描き方が、悪い意味で変化してしまったからではないかと思う。ケイを筆頭にほぼほぼ全てのキャラクターが安っぽくなってしまった。ケイ風の人、マリーノ風の人、ルーシー風の人といった具合に別人のように感じてしまう。 ストーリーもアメリカドラマ的で大雑把、後付け設定、ご都合主義全開のまだまだ引き伸ばしますよという臭いがぷんぷんしている。読者を楽しませようというより、これからも儲けますよというような商業的な嫌な面が見え隠れしているように感じた。 当初の予定通りもっと早くに検視官シリーズは畳むべきだったと個人的には強く思う。過去の人気にすがりつき、下らないシーズンを重ねる海外ドラマを見ているようだった。 | ||||
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上巻以上に展開が雑で、ごっこ遊びを見ているようだった。 終盤に至るまでダラダラと話しが進み、残りページ数を考えたらクリフハンガーで終わるのかと思いきや、いきなり収束してしまう。しかも中途半端に。 突然登場した女主人と検事、わざわざ登場させるほどの必要性も感じないまま退場。そのついでのように殺されたタリー。『警告』『審問』と重要な役割を担っていたタリーの最後としては、あまりにもあっけなく雑すぎるでしょう。 ベントンが死を偽装しなければならなかった理由についても語られるが、その無理やり感よ。実は潜入捜査をしていて、お前誰だよという相棒がヘマしたから死んだように見せる必要があったと… 何その強引な辻褄合わせは…ベントンは責任者であり、部下を管理し指揮する立場でしょう。それなのになぜ自身が敵陣に潜入しているのか… とにかく雑、雑、雑、ご都合主義の作品で本当にコーンウェルが執筆したのかと疑問を感じずにはいられない出来だった。 今作のケイは主人公というより、巻き込まれただけのゲストのような立ち位置で全く魅力がなかった。 見どころといえば、ケイを文字通り若返らせるという暴挙というかタブーを犯し、悪い意味で衝撃を与えてくれたことだろうか。 | ||||
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三人称も、ケイの若返りも、私刑も──とにかくもうなんでもいいや、という捨て鉢な気分にさせられてしまった。 前作が、真犯人とそれを取り巻く状況、背景が、ロクな伏線もなく、ある段階になって突然ドン! と出てくる大味な展開だっただけに、ある程度の段階で犯人とその周辺が明らかにされ、いわばコロンボ的に進む“ハードアクション”には少し期待した(らしくないとは思えど) しかし、クライマックスに至るシークエンスは、またもや船越英一郎的2時間ドラマや、Vシネマのようなお約束としての駆け足で、エンドマークへと向かっていく。 ミステリー、サスペンスとしての謎解きや、ハラハラ、ドキドキが、締め切りや枚数の限界という現実に追い越されてしまったのだろうか。 もう一度言う──シリーズ初期の、機械式時計のような組み立ては、もうここにはない。 | ||||
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このシリーズは業火で終わりと思った方がいいです。にしてもベントンだと思って海にまいた遺骨は誰のものだったのでしょう?情緒台無しです。死者への尊厳ゼロでがっかり。ケイも顔が良いだけのチャラ男に引っ掛かるし、しかもそいつは最悪の殺人犯だし、今回そいつを成敗しましたが、もうなんだこいつら私刑集団じゃん、って感じ。ルーシーも勝手にマリーノの息子を殺すし。いつから暗殺者になったの?レズのくせに男にモーションかけるし、みんなが、最低集団と化しつつあります。 | ||||
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読まない方がよかった。 やっちゃいけないことを幾つもやってしまっている本作。 何が「今までの作品は伏線に過ぎない」? 安易に殺したり若返らせたりしちゃいかんでしょ。 ラストも辻褄合わせに必死でケイは何一つ謎を解いちゃいない。 え?もうこれで終わりなの?とページをめくり直しましたよ。 ジェイ・タリーが可哀想だ!(ラストでの扱いが、という意味で) 週刊ジャ○プあたりで人気のキャラを復活させたり視点変更したり 色々テコ入れして足掻いた挙句に打ち切られる漫画、そんな感じです。 次作、出てるんですよね…買うけど!読むけど!不安でいっぱいです。 | ||||
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あれっ?という違和感を感じ、読み進めるうちに違和感がイライラに変わりました。 スカーペッタの年齢設定が46歳と、ありえない若返りをしているのも理解できないですし(年齢設定については訳者があとがきで書いています)スカーペッタの目線で語られていた文章が三人称に変化しているのも、げんなりです。 三人称で語る事によって物語を客観的に見せようという事だと思いますが、それが益々感情移入できない原因になっていると思いました。 それぞれの登場人物の目線で、場面がめまぐるしく変化する手法にもうんざりです。 伏線めいたエピソードが頻繁に登場するので、頭が混乱してしまいます。 しかも以前の作品が「全て伏線だったのだ」みたいに本作になだれ込んできているのですが、計算された伏線というよりはただのご都合主義にしか感じられませんでした。 そしてだらだらと引っ張るだけ引っ張って、完全にすっきりとは終わらないラストにもイライラ。 以前の作品からも思っていたのですが「スカーペッタは美しく聡明で愛情に溢れ、完璧な人間だ」という事も強調しすぎのように感じ、うんざりしました。 ただ、ベヴ・キフィンの目線で語られているくだりは読み応えあり。 | ||||
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スカーペッタの年齢を若くしてしまったことは致命的。あまりにも安っぽい。残念だけど、今後の作品は読まないことにする。それより、本当に感動した初期の作品を読み返したい。 | ||||
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上巻はそれなりに読めましたが、この下巻の結末・・・とても慌ただしくて大急ぎでガッカリでした・・。無理やり引っぱったけど、読者としてはポーンと投げ出された感じ・・。コーンウェルさんて面白いんですけど、この「黒蝿」は、肩透かしで残念でした。 | ||||
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「コーンウェル」の名前に抗えず購入したのだが・・・正直後悔してしまった。その時のレビューの通りの読後感だったから。若返る登場人物。死んだはずの人間を生き返らせるには引っ張りすぎ。盛り込みたいストーリーの多さに対し、書き込み不足としか思えない軽薄な描写が慌しく移ろっていく。厳しい言葉だが「ご都合主義」のそしりを免れるのは難しいのではないだろうか。コーンウェル氏がデビューして以来主な著作を全部追いかけてきただけに、大変残念な気持ちでいっぱいです。おそらくミステリーマニアとして、そしてコーンウェル中毒として、次作も読んでしまいそうですが・・・期待しないよう心がけたいと思います。 | ||||
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パトリシアン・コーンウェルの本は今まで色々と読んできましたが、検屍官シリーズ以外は何だかつまらない…唯一の楽しみであった検屍官シリーズも、ケイの設定が若返っていたり、死んでしまったはずの人(誰かはここには書かないよ)が実は生きていたりして、がっかりしてしまいました。ケイを若返らせて、まだまだシリーズを続けていきたいのかしら?って思ってしまう。このシリーズもつまらなくなってしまったからもう読まないようにしようと思うと、肩の荷が降りたような、楽しみがなくなって寂しくなったような…… | ||||
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今までのシリーズ中で最も出来が良くなかったと思います。章の区切りが短く読みやすいのはいいが、以前の深みは無くなったような気がします。リズム感は今はやりの「24」に近いものがあるかも知れません。「やっちまったか」と思ったのは、主人公ケイの設定年齢を意図的に下げた事です。何が何でも続きを書きたいという事か、または映像化を狙っての事でしょうか? | ||||
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思わせぶりに心臓をおさえてベットに倒れこんだよね?次の登場で普通になかったことになってて笑う!すべてがそんな感じで偶然、煽り、偶然、突然、何ともないの繰り返し。しかも強引だから意味わかんないというか内容がない。昼ドラかよ...ちょ~つまんねー多人称なら他にもっとおもしろい作家いっぱいいるし、むしろページ数重ねといて多人称に失敗とは才能がないのでは?てゆうか人物多すぎ。少なくとも向いてないからやめてくれ上下買ってまんまとハメられた。一体彼女は何がしたかったのか...? | ||||
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う~ん、シリーズ中で良かった?悪かったの?と聞かれたら…申し訳ないけど悪かったほうに近いと思いますね…出版されていたこと知らずに、ハット思ったときに購入しましたが、いままでの作品とは違く、キレがなかったように思えます。 | ||||
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待望の本だっただけに、期待が大きかった分、肩透かしをくらった気分です。「主人公も著者も人生に迷ってしまったの???」という疑問を持ってしまいます。ケイの持ち味である芯の強さはどこへいってしまったのでしょうか?(内容的にも女探偵を主人公とした小説とかぶっているところがあるような・・・。)スピード感ある展開で一気に読ませてしまう話展開はさすがなのですが、シリーズを全作読んでいるものとしては、登場人物の変わりように戸惑うばかりです。人生には最良の時もあれば、最悪の時もある、主人公ケイにとってその最悪の時を描いている作品だと考えたいです。次回作に期待します。 | ||||
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正直、最後まで読んで、損したって感じ。はあーーー??ケイもマリーノもルーシーも皆別人なんじゃないか?というくらいこれまでと違ってる!終り方も、ページか、締め切りがギリギリだから無理やりって感じだし、途中出てくる婦人警官も必要なのか?とにかく疑問だらけのシリーズ最駄作だと思う。 | ||||
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語り口が一人称から変わったとか,登場人物が歳をとったとかの次元ではない.話に深み盛り上がりがないし,人物描写も上辺だけだし,もともとブレークのきっかけとなった法医学などの専門分野の描写もなく,何もない感じ.思わせぶりな記述が続くが,結局深く語られなく終わってしまった. | ||||
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皆さんと同じく三年待った続編でしたが・・・、あまり夢中になれませんでした。いつもは一気に読んでしまうのに、ケイが語り手ではないので頭が混乱してしまいました。前のようなずっとケイが語る親密感が物足りなかったのかな。何はともあれ十年来のファンなので次作に期待したいです! | ||||
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久しぶりの検死官シリーズに大喜びしすぎたせいか、疑問と物足りなさだけが残った後味の悪い作品に思えた。スカーペッタの姪がマリーノの息子を暗殺した時から『どんな理由をつけても殺人だ。こんなことしていいのか。』という疑問が芽生えたが、結末に至っても結局納得できなかった。話の終わり方も無理やりドタバタ終わらせた感じがした。安物のメロドラマみたい。検死官シリーズは最初から読んでいるので、スカーペッタが急に若返っていたのも不自然だった。読者を馬鹿にしているのかとさえ思った。 | ||||
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最初から最後まで疲れきって何のひらめきも見せない、ケイとマリーノ。ルーシーには殺しまでさせてしまいなおかつご都合主義のストーリー。我々が(読者同士で)知人のように話していた登場人物は、もういません(何作か前から?)。 | ||||
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「女性警察署長ハマー」のシリーズは、あまりのつまらなさに3冊目にして買わなくなったけれど、このシリーズも、期待を持ち続けるのはそろそろ限界のよう。それでも上巻はチャプターの切り替えが今までになくリズミカルで好感を持てたのですが、下巻でだれてからは読み飛ばしてしまい、ルーシーのその後は気になるけど、もう誰かが書いたアブストラクトをネットで読めればいいやという気分です。「これが表現力よ」と言わんばかりの陰惨な場面の詳細な描写。相手の悪意ばかりを過大に感じ取り、自分がいかにつらい人生を歩いてきたかを角度を変えて何度も語る登場人物。読者に想像力はないとでも思っているのでしょうか。もう、うんざりです。さらに今回は、一つだけ、どうしても納得できないルール違反があります。最後に訳者に言及されております。言いたいことは分かるけど、それなら新しく仕切りなおしたら?と思わずにいられません。いさぎ悪すぎ。残念です。著者は作品を完成させることを放棄したのでしょう。 | ||||
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