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死亡フラグが立ちました!
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死亡フラグが立ちました!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全79件 41~60 3/4ページ
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ライトミステリーが嫌いなわけではない。 しかしギャク、サイコパス、ヤクザ等、どの材料も、どこかで読んだベタなものばかり。 要領のいい人が、うまく材料をかき集めコラージュした、という印象。 ヤクザの場面に至っては、浅田次郎の物真似としか思えなかった。 途中から飽き飽きしてきて、最後まで読むのが辛かった。 | ||||
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現実にこれほど易々と事が運ぶはずがありません。 そのうえ早い段階から犯人の見当はつくし、 構成がひどすぎる。 素人の書いた小説みたいで、呆れました。 文章もあまりにつたないんで、びっくり。 緊張感もなければ面白みもない。 ラストも投げやりに書いたような感じで、 読み終わったあと怒りを覚えました。 お金を無駄にしたような気分になったぐらいです。 | ||||
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【2011年8月2日 読了】 <ストーリー概要> 都市伝説専門のフリーライター、陣内は、契約非更新の窮地に立たされる。 それを打開するために、編集長が出した条件は、以前陣内が記事を書いた、 「死神」と称される、「偶然の死」を演出する殺人者の正体に肉薄する ことだった。 決定的な手掛かりがつかめず、窮地に陥った陣内は、一コ上の高校時代の 先輩で、外見以外は、スーパーマンのような男、本宮に泣きつく。 かくて、陣内は、本宮と一緒に調査を始める。 その過程で、「死神に組長を殺された」と称する、陣内知人のヤクザ、 松重や、その部下も加わっていくことで、それまで「都市伝説」という 荒唐無稽としか思われない死神の存在が、真実味を帯びていく。 そして、死神に組長殺しを依頼したヤクザは、なんと松重の殺害も 依頼していた、というところから、陣内・本宮・松重とその部下は、 「死神の調査 兼 死神からの逃亡」という、二つの意味を持った、 道程へと踏み出す。 <陣内のキャラクター> 物語の語り部であり、一般的な感覚の持ち主(読者に最も近い存在)。 「都市伝説」の記事を書きながらも、その心中に「都市伝説などありえない」 という思いを抱えている。 行動動機(死神の調査)は、「それをしないと仕事がなくなる」という 危機感から(外的要因)。 結果として、巻き込まれがたの主人公となり、変人たちが織り成す やり取りの中で、驚いたり、突っ込んだり、という役割を果たす。 <本宮のキャラクター> 陣内の先輩で、外見以外、パーフェクト、というキャラクター。 超直観とも言える、推理力も持っており、好奇心旺盛で、行動力もある。 陣内(常識人)が「ええ〜?」と思われる行動も平気でやってのける。 実質的な、物語の牽引者の一人。 だが、その外見以外パーフェクト超人の、「パーフェクトたる由来」が イマイチ見えてこない。その伝説の数々は描かれているが、 そこに「人間味」が感じられない。 物語の終盤に、そういった本宮の暗部や秘密が出てくるのかと思いきや、 何もなく、ただの超人で、良い人というキャラクターになっている。 <松重のキャラクター> 「死神」に組長を殺されたと言い、憤っているヤクザの若頭(?)。 組長殺しを依頼したヤクザ幹部を、何のためらいもなく殺せる反面、 「犬が怖い(本人いわく苦手)」、「最後の晩餐はウナギが食べたい」、 「最後に会ってキスをしたい女がいる」といった、人間味を持っている。 また、組長同様、死神のターゲットにされており、その逃亡劇に、陣内や本宮 を巻き込むことで、物語の牽引役の一人になっている。 ピーナッツアレルギーを持っている……というのも、普段の松重からは 考えられない弱点になっている。 <個人的感想等> 「必然的に偶然を起こす」という「死神」のアイディアが素敵。 文章も読みやすく、「死神」の正体を知りたい一心で読み進めた。 ただ、全てを読み終わった時に思ったのは、「ああ、この物語は、 ギャグなのね……」ということだった。もしくは、物語の中でも 何度か出てくる言葉、「荒唐無稽」の物語化だったのか……とも。 「必然的に偶然を起こし、ターゲットを殺す」というのは、 実現不可能ではないと思う。物語では簡単に書かれているが、 それには物凄い調査と、一つの「偶然的殺人ライン」を完成させる ために、使われることもないだろう「殺人トラップ」を数十は、 張り巡らせなくてはならない、といった労力が必要だ。 だが、その労力の代価が依頼料の百万円であることとか、 死神が「ナチュラルボーンキラー」であるとはいえ、 そこまでの労力を、(副業をこなしながら)行っている、 ということに、イマイチ納得感が得られない。 細部の登場人物のつながりは、良く考えられいるなぁ、 と読みながら感心し、最後にどこに連れて行ってくれるのだろう、 と期待したリバウンドか、ラストで死神の正体がわかり、 最後の大騒動が起こったところで、興ざめしてしまった。 この物語には、超人が二人いる。 「本宮さん」と「死神」だ。 そして、この超人二人の超人たるゆえんが、よく分からない。 弱点らしきものもない。それだと、「なんでもありファンタジー」 と同じに感じられてしまう。どこかに制約があるから、 物語とは、面白くなるのではないだろうか? 期待していたのは、「本宮さん=死神」というラインだ。 これなら、「超人」は一人になり、「本当は死神たる本宮さんが、 自分の調査をしていう陣内になぜ協力をし、最終的に、 どのように正体をさらすのか……?」という展開と、そこに まつわる作者のアイディアに期待した。 だから、死神の正体を知った時、ガッカリした。 死神は、自分の協力者たる女優の障害となるべき人間を消す傍ら、 殺し屋稼業もしていた。この二方向の殺人は必要だったのか? と思う。 死神の同級生の刑事が追うためには、前者の殺人が、 都市伝説取材記者の陣内が事件を追うためには、後者の殺人が、 必要だったのだろう、というのはわかるが、 それにしても、軸が二つに分かれていて、 拡散していた物事人が、最後に一つに収斂するという、 ミステリーの醍醐味を味わえなかったのが、非常に残念。 ただ、これはあくまで最後まで読んだ後の感想であり、 そこに行くまでは、本当に期待し、色々考えながら読めた。 | ||||
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終盤の100ページがおもしろい!ノンストップでやってくる罠に翻弄させられました。 中盤まで様々な登場人物のばらばらなストーリーが全て1つにつながって、これも罠だったのかと驚きの連続。 非難されているラストはまさかな展開で、そうきたかという感じで良いと思いました。 作品名のB級さを忘れずに読めば、これは、とてもよい一冊です。 | ||||
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表紙に惹かれて買いました。 読み始めた頃、長いな〜と思ったのが最初の印象。 私は本を買うとき、結末がどうなのか?を考えて買います。 しかしこの作品は、結末を見ただけでは全く分かりません。 最初から読んでみて、 「ああ!こんな感じであのラストだったんだ!」 と思ったときは疑問が晴れました。 不満点は、人がたくさん死んでしまう所です。 ですから、★4つで。 | ||||
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B級ノリで始まって最初は楽しく読めたが、後半からシリアスさが出始め、人がバタバタ死んでいき、ラストはまたB級かC級に戻ってしまった。ラストは後半のシリアスさのまま終わるか、逆に途中にシリアスさは入れず最初から最後まで軽く進んで欲しい。読み終わった後が気持ちが悪い。 一度大ボリュームで投稿したが落選したものを、ボリュームを削って出版したらしいが、非常にまとまりが悪い。 | ||||
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ミステリー?って感じ。謎解きはあまり無かったですね。 話は軽快でしたが、最後が若干しまらない終わり方になったのではないのかな?続編あれば納得できそう。 | ||||
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ラストについてはやはり納得しずらいですね。 残り30ページで強引にまとめてしまいました。 ところで「あとがき」にも「犯人像が某有名ミステリを露骨に連想させる」 とありましたが、東野圭吾の「白夜行」ほぼそのままなのは頂けません。 まぁ、面白かったのですけどね。 | ||||
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「このミステリーがすごい」大賞にて、隠し球として登場した新鋭作品。 「『死神』から一枚の『ジョーカー』を送られた人物は、24時間以内に死亡する」 という都市伝説から物語は始まります。 「もし『死亡フラグ』を操れる殺し屋がいたら?」という、これまでにないタイプのミステリー。 ヒントが散りばめられた様々な(ばらばらな)シーン、情景、人物が次第に集束していく様は、呼んでいて非常に気持ちの良いものでした。 殺伐としてるのに、どこか間抜けなイメージもあるのも○。こういうのもミステリーとしてはアリなんですねー。 しかし、多くの方々が書かれている通り、オチはどうもスッキリしない。 (進み方にしては、少ない残りページ数になんとなくイヤな予感はしてたけど。) 物語としては、キレイにオトして(?)はいるのですが…、その着地方法が…。 (思わず「…えっ」と声出ちゃいました。) 確かに映画「ファイナル・ディスティネーション」を想起させますね。 ちょっと変わったミステリーが読みたい方は、お暇があればご一読を。 | ||||
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タイトル、表紙デザイン、帯のコピー、これらを見て「笑えるバカミスなんだ!」と予想して購入しました。そしたら。 …どっちかというと、ラストみたいなノリを本編にもっと欲しかったです。思いの外真面目に物語が進行していって、ラストの帳尻はギャグ(笑い?)でしめるという残念さ。 「ずうっとギャグやコメディーで進んでいくが、ラストはぴしっとミステリとしてつじつま合わせてます」という作品だと思って買ったのになあ。その逆の進行で、残念感割り増し。 | ||||
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「死神」と呼ばれる殺し屋のターゲットになると、24時間以内に偶然の事故によって殺される。 この殺し屋の特徴は、直接的な方法で殺すのではなく、偶然の事故を装って淡々と殺しを遂行していくことだ。ターゲットが殺しの仕掛けに気づいたとしても、第2,第3の罠が発動し、必ず殺されることになっている。 しかも、ターゲットは、いかにも「死亡フラグ」が立つ言動・行動をとっている。 第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品を刈り込んで、ページ数を半分程度に圧縮したという。それだけに物語のテンポが速い。登場人物も多いが、キャラが立っている人物ばかりなので、まるでアニメを見ているようにわかりやすい展開だ。 | ||||
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他の方も書かれているとおり、ラストのオチがあんまりだ。 ああいうふざけたオチにするなら50ページ程度のショートストーリーでやればいい。本一冊かけてやるネタではない。 せっかく構成も良くできていてキャラも良い感じなのにラストで台無しにしているとしか思えない。 テンポも良く一気読みさせるだけのパワーを持っているのに、たたみ込むように収束したその先にあのバカバカしい展開 と全てを放り投げたようなオチが待っていたと分かった瞬間、本を叩きつけたくなったほど。 少々マンガ的な展開とはいえネタは面白かったのだから、ジョークで済ますなら先にも書いたとおりショートストーリー にすれば良かったのだ。 長編にして読者をさんざん振り回したあげく、「夢だったので解決できません」とか「俺たちの戦いはこれからだ」に近 い衝撃を与える終わり方をされた以上、二度とこの作家の本は買わないと断言できる。 願わくばこれを見た人は買う前にラスト2ページを立ち読みすることを勧める。ミステリーとはいえ謎はほとんど途中で 分かるようになっているのでネタばれというほどでもない。 ただ、あのラストが犯人を突き止めた直後の展開であるということを述べておく。「なんだこりゃ」と思ったなら絶対買 わない方がよろしい。 ああ、損した。 | ||||
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ページをめくる手が止まりませんでした。ナンセンスなストーリー、これは無いだろ、みたいなラスト、全てかる〜く受け止めてエンターテイメントです。死神がどんな風にこんなお膳立てが出来るのだ?とか、真剣に考えてしまう人はダメです。理屈っぽい人もダメ。ただ、このノリにのって楽しく笑ってください。 | ||||
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みなさん書かれてますが、オチがオチていません。灰色終了で読者の想像にお任せ、ということなのかもしれませんが…スッキリしません。書き出しから非常にテンポがよく、楽しんで読めたのに残念です。 加えてミステリーというには結構コミカルですね。文体は好みでしたので次に期待したいと思います。 | ||||
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タイトルにはゲーム・アニメ界用語の「死亡フラグ」を使い、 内容は凶器を使わずに完全犯罪を成し遂げる「死神」という殺し屋の 追跡ということで、読書前は完全にB級ライトノベルと思っていましたが、 良い意味で裏切られました。 フリーライターの陣内は、高校時代の先輩であり見かけによらず スーパーマンの本宮と一緒に死神を追っていくのですが、 このストーリーを主軸に、不倫中のOLや別の観点で死神を追う刑事、 静岡の女子中学生のストーリーが絡んできます。 一見、関係なさそうなストーリーが同時並行で進み、登場人物も 増えていくため、普通であれば「あれ? この人物はどのストーリーの 人だっけ?」と悩みそうですが、言動や容姿によって登場人物の キャラを立たせることで、読者の混乱を回避しているように思いました。 物語が進むにつれ徐々に引き込まれていき、いよいよ死神の正体を 暴くのですが、非常に軽いラストになっています。本の印象を書くと、 読書前「B級」→読書中「結構本格的」→読書後「やっぱりB級」 といった感じでしょうか。 このラストは好き/嫌いが分かれるとは思いますが、軽い気持ちで 読み始めた自分としては十分に楽しめましたし、この分量でこの価格 という点にも好感が持てました。 | ||||
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ラストは…でしたが全体的には楽しめました。個人的には陣内と本宮シリーズが今後も見たいです。 | ||||
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真面目に評価すれば、さすがにあのラストは無いと思いましたが、仮に皆がすっきりするようなラストにしたら、それこそ駄作で終わっていたかもしれないです。 そもそも、トリックや伏線は誰にでも解るようにわざと書いてあるのだし、作者もあのラストのおちょくりがしたかったのだと思います。正統派の本格ミステリなんて目指してないのでしょう。 テンポ良く読めるし、まずまず楽しめるとは思います。 ただ、それでもやはり登場人物がかわいそうな気もします。警察側なんてまるで立場ないしね。 次回作はどうするんでしょうね。今更戻れないだろうし。 難しいデビューをしちゃいましたね。 | ||||
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「バナナの皮で云々」という帯に引かれて買いました。第8回『このミステリーがすごい!』大賞の最終候補の新人さんの作品です。最後まで読むと、最終候補に挙がったのと大賞を取り逃した理由がよくわかりました。ラストは本当にびっくりです。でも個人的にこういう話は嫌いではありません。途中までは結構練ったであろう展開とキャラクター、そして伏線の回収の仕方は上手いと思います。後半の想像外の展開と衝撃のラストへの転がり方は、まさに驚天動地(いろんな意味で)。最後の一文まで楽しませてくれた、かなりエンターテインメント度の高い作品だと思います。別に綺麗に終わるのがミステリーの鉄則だとは思いませんし、ちゃんと押さえるところは押さえているので次作が出たらまた買うでしょう。 | ||||
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途中まで浦沢直樹さんの『モンスター』を連想させる感じでした。ただ、あまり頭の良くない自分でも伏線の一つ一つがわりと先の読めるものでした。最重要人物もやっぱりな、という感じで、最後の最後もこれで終わり?って感じで終わってしまい少々消化不良ですね…。ただ、途中一瞬泣きました。その直後に笑いました。そんな雰囲気は好きです。 | ||||
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ミステリーは大抵の場合、読者の興味を惹くために広げた大風呂敷を、いかにうまく収束させるか(「それはないだろう」とか「つまらない」と言わせないように収束させられるか)というところにポイントがあるわけで、読者もそこに期待して読むわけですが…。この作品の場合、そこは潔く(?)諦めて、締めはスラップスティック・コメディに持っていきます。犯罪サスペンス映画だと思って観ていたら、実はコメディ映画の「裸の銃を持つ男」だった、みたいな感じ。つかみの面白さは抜群です。しかし正統派のミステリーではなく、「ポストモダン」とか「メタフィクション」という言葉が似合う作品。そもそも「死亡フラグが立ちました」というタイトル自体、ミステリーを一段上から(メタ的な視点から)見てパロディ化している感じですからね。読み終わってみて、本の帯に書かれていた「脱力はしても損はしません」というコピーの意味が分かりました。このコピーは謙遜ではなくて言い訳です。ミステリーと思って読んだら脱力します(笑)。オチも、ああするしかないのでしょうね。視点人物(「僕」)は作者の手の中で踊らされる、ギャグ漫画の登場人物に過ぎなかった、という感じでしょうか。 | ||||
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