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【島田荘司】
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切り裂きジャック・百年の孤独の評価:
6.83/10点 レビュー 6件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点6.83pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
まあまあでした
真相はいかに。
切り裂きジャック・百年の孤独の感想
切り裂きジャックについては今まで興味が無かったので、本作が初めて触れた「真相の仮説」。1888年の事件を推理するだけでは作品として物足りない為か、100年後の西ベルリンで同様の連続殺人が起き、こちらを捜査して行く事で過去の事件も解決できる、との構成の作品でした。1,888年の事件と1,988年の事件の、動機、犯人像が全く同じとは、さすが島田御大、強引で剛腕です。なにせ切り裂かれるんでね、グロくてぐちゃぐちゃ、気持ち悪いです。それが気にならなければ、面白くて楽しめる作品かと。私的には、この仮説は悪くないな。
探偵の名前が…。
島田荘司の御手洗シリーズでも吉敷シリーズでもないノン・シリーズである本書はなんと大胆にも島田荘司の切り裂きジャック事件真相論である。2002年でもパトリシア・コーンウェルが巨額の金を使って作家生命を賭けて真相を精力的に暴く活動を行っているこのあまりに有名な事件はやはりミステリ作家にしてみれば一度は手掛けたいテーマなのだろうか。本編においてもその是非は別にして実に島田らしい魅力的な解決を繰り広げてくれている。しかもそれがあの島田特有の物語風に語るのだから実に面白い。これが実に巧い!!これ一つだけでも本にして纏めても売れるぐらいに面白い。御手洗シリーズにおいても遡れば古くは『異邦の騎士』における手記から始まり、『水晶のピラミッド』の古代エジプト譚、『アトポス』の吸血鬼エリザベートの物語といった非常に残酷かつ一種の絶望感・喪失感を抱かせる物語を書かせたらホント島田の右に出る者はいない。昨今の作品ではそういった挿話が非常に面白く、事件そのものが実はさほどでもないといった主客転倒した感が連続しているが、本編は正にその兆候を示したような作品で、特に探偵役のクリーン・ミステリなる人物の造詣ぶり、ネーミングの情けなさには閉口した。ホームズのパロディがまたもや繰り返され、なんともまあ、同感できかねる人物なのだ。従って採点の内訳を云うと(切り裂きジャック譚星9ツ)+(ベルリン事件譚△星2ツ星)=7ツ星といった具合だ。ある意味これが島田らしいといえば島田らしいのだ。
島荘御大2作目。島田さん流の切り裂きジャック事件の推理を登場人物に語らせているように感じました。余談ですがエンバーミング(和月伸宏)のファンとしても興味を引く人物の名前が出ていて面白かったです。
1888年にイギリスで起きた未解決の猟奇殺人事件。通称「切り裂きジャック事件」を氏の解釈を交え、現在と過去の類似した事件の謎を解く話。文中にもありますが、異常殺人と未解決の事項が不謹慎ながらもミステリの魅力を感じてしまいます。その謎の魅力の引き出し方、解法の鮮やかさが見事で、流石の島田作品だと思いました。 ▼以下、ネタバレ感想
真相はいかに。