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危険な蒸気船オリエント号: マーダー・ミステリ・ブッククラブ



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【この小説が収録されている参考書籍】
危険な蒸気船オリエント号 (創元推理文庫)

危険な蒸気船オリエント号: マーダー・ミステリ・ブッククラブの評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

クリスティ好き、コージーもの好きには受けそう

前作「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」が評判を呼んだオージー・ミステリーのシリーズ第2弾。シドニーからニュージーランドへのクルーズ船を舞台にした本格推理もの、古典的名作「オリエント急行の殺人」のオマージュ作品である。
豪華客船「オリエント号」に乗り込んだブッククラブのメンバーたちは華やかなクルーズに酔っていたのだが、翌朝、乗客の一人が突然死し、さらに二日目には乗客の女性が海に転落したため、観光旅行どころではなくなってしまった。クラブのメンバーで船の代理医師を務めているアンダースは「自然死と事故だ」というのだがアリシアたちは納得できず、独自の調査を進めることにする。何百人もの乗客・乗員、さらに個性的すぎるキャラクター揃いという状況で、クラブ・メンバーは得意の推理力を駆使して果たして謎を解くことができるのだろうか?
事件の動機、犯行態様、肝となるトリック、推理のプロセスはオーソドックスというか、本格推理の基本通り。最後に主要登場人物を集めた場で謎が解明されるのも、パターン通り。絵に描いたようなクリスティ・オマージュ作品である。
本格推理のファン、クリスティのファン、コージー・ミステリーのファンにオススメする。

iisan
927253Y1

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