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天使と悪魔



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天使と悪魔の評価: 8.00/10点 レビュー 4件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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No.1:
(8pt)

天使と悪魔の感想

映画を先に見てしまい、あらすじは解っていました。それでも楽しいと言えるぐらいよい本だと思います。上中下の3巻からなって長大な気がしますが、字が大きくて行も少ないので、普通なら上下巻位のボリュームでしょう。一気に読んでしまいました。ローマの名所が次々に現れる観光ミステリー風ですが、ストーリーはスピード感のあるサスペンスで、息をつく暇もありません。何せ強力な爆発物が仕掛けられていて、主人公には時間が無いのです。主人公は必死に知恵を絞り、敵の次の手を推理します。主人公のラングドンはダヴィンチコードで有名な美術史の教授です。次の手を推理するのに教会の彫刻にまつわる歴史や史上の文献を紐解いていきます。
アクションやミステリーでもありますが、面白いのは教会の彫刻や歴史上の文献からいろいろ推理を見蔵競る場面です。科学と宗教の現在の対立についての議論も本書の価値を高めている気がします。特に新味のある切り口とも深いとも思いませんが。本書の進行方向と主張や議論がうまく溶け合っています。
シグマフォースシリーズなど、本書の影響を受けたのは言うまでもなく、こういった歴史×陰謀×サスペンスの新たな風を起こしました。有名になったのはダヴィンチコードの方が先ですが、書かれたのはこの天使と悪魔が先だったようです。

歴史×陰謀×サスペンスというと、クライブカッスラーのダークピットのような冒険者的なイメージでしたが、新たな風を吹き込んだ重要な位置にある気がします。

タイタニックを引き揚げろ クライブカッスラー 1976年
古代ローマ船の航跡をたどれ クライブカッスラー 1988年
インカの黄金を追え クライブカッスラー 1994年
コロンブスの呪縛を解け クライブカッスラー 2000年
天使と悪魔 ダンブラウン 2000年 ★本作はこういう流れの中で書かれた
ダヴィンチコード ダンブラウン 2003年
ウバールの悪魔 ジェームズロリンズ 2004年
マギの聖骨 ジェームズロリンズ 2005年

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ところで、映画を先に見たのですがずいぶん前のことで細かいことは忘れていました。
なんとなくですが、映画で見たのとストーリーが違っている気がします。小説の方がメッセージは鮮明に感じた気がします。

▼以下、ネタバレ感想

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absinthe
BZLMTCHK

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