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冬の狩人



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冬の狩人の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

日本のハードボイルドではトップレベル

著者が得意とする警察ハードボイルド「狩人」シリーズの第5作。ストーリー構成、アクション描写、キャラクター設定など全てにおいて日本のハードボイルドとしてはトップレベルのエンターテイメント作品である。
3年前に起きた未解決事件の重要参考人で行方をくらませていた阿部佳奈が捜査を担当する県警に連絡してきた。出頭して説明すると言うのだが、その条件として警視庁新宿署の佐江刑事の護衛を要求してきた。事件で殺害された弁護士の秘書で、まだ若い女性である阿部佳奈が、なぜ札付きのマル暴刑事を指名するのか? 疑問を持ちながらも県警は条件を飲み、新米刑事の川村に佐江と阿部の監視を命じた。休職中だった佐江は自分が指名された理由に全く覚えはないものの、否応なく事件捜査に絡んでいくことになる。
型破りのベテラン刑事と実直な新米刑事という、よくあるパターンのバディものだが、正体不明の重要参考人が複雑なスパイスを加え、スリリングなサスペンス・ミステリーとなっている。事件の背景となる企業の闇はどこかで読んだような中身なのだが、物語のメインは警察ハードボイルドだと考えれば、さほど気にはならない。本シリーズは初読だが、機会があればシリーズの前作も読んでみたいと思った。
日本のハードボイルドとしては秀作であり。多くの方にオススメしたい。

iisan
927253Y1

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