オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
【フィン・ベル】
【この小説が収録されている参考書籍】
【この小説が載っている参考書籍】
死んだレモンの評価:
6.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点6.00pt
絞込み:
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
車椅子のアクション・ヒーローは初めてかな?
これまでお目にかかったことが無かったニュージーランド発のミステリー。しかも、車椅子の素人探偵が未解決事件の謎を追ってアクション・シーンを展開するという珍しいことばかりの作品である。ニュージーランド最南端の小さな町の人里離れたコテージに引っ越して来たフィン。ビジネスでは成功していたものの精神のバランスを崩し、酒に溺れた末に交通事故を起こして車椅子生活になり、すべて投げ出して移住して来たのだった。住み始めて間もなく、隣りの農場を訪れたフィンは、そこで出会った三兄弟・ゾイル家に強い違和感を覚える。さらに、フィンが住み始めたコテージの前の持ち主の女性の娘と夫が26年前に相次いで行方不明になり、しかも娘の骨の一部がゾイル家の敷地から発見されていたことを知り、事件を調べてみようとする。ゾイル家の三兄弟は取り調べを受けたものの起訴されることは無く、事件は未解決のままなのだが、フィンは三兄弟の犯行だと確信する。決定的な証拠が見つからない事件に焦燥を深めていたフィンは、今度は三兄弟から脅迫されるようになった。ニュージーランド南端の荒涼とした風景をバックグラウンドに、不気味な登場人物、独特の文化的背景から生まれる人間関係が重苦しいドラマを展開する。さらに主人公が人生に絶望した車椅子生活者という点もどんよりした雰囲気を強めている。謎解きミステリーとしては一定のレベルに達しているのだが、周辺エピソードがあちこちに飛んでストーリー展開が遅いのが難点。珍しいニュージーランドの文化、自然、社会風俗の面白さはあるもののミステリーとしての面白さが削られる結果となっている。謎解きミステリー、サスペンス作品のファンにオススメする。
これまでお目にかかったことが無かったニュージーランド発のミステリー。しかも、車椅子の素人探偵が未解決事件の謎を追ってアクション・シーンを展開するという珍しいことばかりの作品である。
ニュージーランド最南端の小さな町の人里離れたコテージに引っ越して来たフィン。ビジネスでは成功していたものの精神のバランスを崩し、酒に溺れた末に交通事故を起こして車椅子生活になり、すべて投げ出して移住して来たのだった。住み始めて間もなく、隣りの農場を訪れたフィンは、そこで出会った三兄弟・ゾイル家に強い違和感を覚える。さらに、フィンが住み始めたコテージの前の持ち主の女性の娘と夫が26年前に相次いで行方不明になり、しかも娘の骨の一部がゾイル家の敷地から発見されていたことを知り、事件を調べてみようとする。ゾイル家の三兄弟は取り調べを受けたものの起訴されることは無く、事件は未解決のままなのだが、フィンは三兄弟の犯行だと確信する。決定的な証拠が見つからない事件に焦燥を深めていたフィンは、今度は三兄弟から脅迫されるようになった。
ニュージーランド南端の荒涼とした風景をバックグラウンドに、不気味な登場人物、独特の文化的背景から生まれる人間関係が重苦しいドラマを展開する。さらに主人公が人生に絶望した車椅子生活者という点もどんよりした雰囲気を強めている。謎解きミステリーとしては一定のレベルに達しているのだが、周辺エピソードがあちこちに飛んでストーリー展開が遅いのが難点。珍しいニュージーランドの文化、自然、社会風俗の面白さはあるもののミステリーとしての面白さが削られる結果となっている。
謎解きミステリー、サスペンス作品のファンにオススメする。