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果つる底なき



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【この小説が収録されている参考書籍】
果つる底なき
果つる底なき (講談社文庫)

果つる底なきの評価: 5.88/10点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.88pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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果つる底なきの感想

池井戸潤さん初読。

作者は元銀行マンだけあって、業界の内情や、派閥による歪な人間関係をリアルに描けており、読み応えがあります。
主人公は、派閥という枠に拘らず、媚びず、自分の信念の赴くままに突き進むタイプとして描かれています。
組織に受け入れられる人間ではないという事になりますが、巨大な組織に立ち向かう個人という意味で、その資質は十分だと思いますし、この構図自体が日本人が好むところではないでしょうか。

また、驚くのは、当然のように金融専門用語が飛び交うのですが、読み辛さを感じなかった事です。
筆力があるとも言えるのでしょうが、やはり、付け焼刃的な知識によらない造詣の深さが、それを可能にしているのかなと思いました。

ドラマ性のある題材で、しかもそれを深く描き切れる下地があって、更に筆力もあるのですから、高評価も当然かも知れません。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

果つる底なきの感想

著者が乱歩賞を受賞したデビュー作。銀行内部を綿密に描写した企業ミステリーで、結構面白く読む事が出来ました。次々出て来る謎に引き込まれ、最後まで十分楽しめました。ただ残念な所も多くあります。
賞に応募するには派手にやらないといかん、と思ったのかとにかく人が死に過ぎる。一人一人の死が軽くなってしまい、真相と動機が明らかになるとかなり違和感を感じる。また、一人称一視点でハードボイルドタッチなのも、主人公の設定や作品テーマに合っているかはやや疑問。最初なのでやりたい事全部入れたのでしょうか。
文句はいいましたが、緊張感もあり、十分なレベルではあると思います。未読の方は是非どうぞ。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:
(7pt)

果つる底なきの感想

食わず嫌いしていたようだ。
金融物で硬派な内容だったにも関わらず面白く読むことができた。

Ariroba78
5M53WTS6

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