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歌舞伎町セブン



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【この小説が収録されている参考書籍】
歌舞伎町セブン
歌舞伎町セブン (中公文庫)

歌舞伎町セブンの評価: 7.00/10点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

歌舞伎町殺し屋集団見参

ジウシリーズの続きと言っても良いだろう。新たな歌舞伎町殺し屋集団見参である。
だが、この殺し屋達は唯無差別に殺人を犯すのではない。
歌舞伎町ルールを守る為に、そのルールを犯した人間達を排除するのがその理由という。正にダークヒーローだ。
また、殺人の実行犯とは別に、彼らに殺人を依頼する影の首謀者が存在する。
その首謀者が明らかとなった時には戦慄を覚えた。これは誉田氏の描く警察小説では初のトリックではなかろうか。
素晴らしいラストに感激し驚嘆してしまった。

本当に誉田氏の筆は自在だ。警察、青春、ホラーと彼にしか描けない世界が広がっているように思う。
正に今という時代を疾走する希代のストーリーテラーと言っても過言ではないと思う。
次はどんな世界を生み出してくれるのであろう。
この「歌舞伎町セブン」もこれで終わりではない。ラストには東警部補が意味深な言葉を発して物語は一旦終わるが、
恐らく「歌舞伎町ダムド」へ続くと予想される。
どんな形で完結となるのか待ち遠しいと思わずにはいられない、一気読み必死の筆者渾身の自信作と言えるだろう。

yoshiki56
9CQVKKZH

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