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(短編集)

仇敵



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【この小説が収録されている参考書籍】
仇敵
仇敵 (講談社文庫)
仇敵 (実業之日本社文庫)

仇敵の評価: 5.33/10点 レビュー 3件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

仇敵の感想

最後の復讐を果たすところ、もっと爽快感が欲しかった

mick
M6JVTZ3L
No.2:
(6pt)

良くも悪くも短編

メガバンクの管理職から弱小地方銀行の雑用担当に成り下がった主人公が、あれよあれよと悪党に復讐を果たすストーリーは爽快感がある。決して水戸黄門のような話ではないが、やはり勧善懲悪を期待してしまう。
本作は連作短編として雑誌掲載されたものなのだろうか?1話ごとに区切りがついた感があり、一度緊張感が途切れてしまう。また最後の終わり方もあっけなかったのは残念だ。長編であったら、もっとジリジリと相手を追い詰めて決着をつける場面にピークを持ってくることもできたのだろう。あまり構成としては見事ではない。とはいえストーリーが面白いことには変わりないので、次に読む長編に期待したい。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.1:
(6pt)

仇敵の感想

作者の王道パターンである舞台を銀行とする勧善懲悪モノの連作短編集。
結果は分かってるんだけど、やっぱりそれなりには面白いです。
ただこれでハズレ無しと言っちゃっていいのか・・・

半沢直樹シリーズよりも前に発表された作品だが、先に半沢直樹シリーズを読んでしまっていると、やはり全然物足りない。
半沢シリーズにはなかった殺人事件まで発生します。しかも3件。
それだけたちの悪い悪党という事になるはずですが、そのあたりの描写が何とも中途半端、そのせいでラストもスカっと感が殆ど無い。
この手の企業小説に登場する悪党に期待するのは、知的犯罪とか立場を利用した卑怯な手口、恐ろしいやつではなくズルいやつであって、人殺しまでは期待しない。
殺人が発生するとなると警察の介入は不可避で、そうなってくると別物の作品になってしまう。

主人公が元エリートの庶務行員。
横山秀夫の警察小説でも中心地とは外れたポジションの人物が主人公である作品が多いですが、そのポジションならではの活躍をしています。
この作品は、主人公が庶務行員である意味がまるでない気がしました。
その辺りも、1つの物語としてのまとまりの無さというかおさまりの悪さというか深みのなさにつながっている気がします。

梁山泊
MTNH2G0O

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