(短編集)

十二人の手紙

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評判

十二人の手紙の評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 A ランク

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No.1
(8pt)

十二人の手紙の感想

書店に大量に並べてあり、『隠れた名作ミステリ』という帯に釣られて読書。結果満足。
1980年出版なので40年前の作品。掘り起こし作品としての仕掛け販売で流行中みたいですね。

書簡体小説という手紙の文章で作られた短編集です。

手紙という性質上、第三者となる読者が得られる情報は断片的です。文章から人物・境遇・物語、手紙をやりとりしている人の間柄が好意なのか敵対なのかなど、徐々に見えてくる構造が面白い。短編集として、手紙を用いた多様な文芸を味わえます。そして意外な結末を感じる瞬間はミステリのどんでん返しの味わいを感じました。

現代のSNSやメールは直ぐに相手に文章が送れる為、短文を複数回やり取りする性質があります。
40年前の本書が今取り上げられて面白いと感じるのは、そういった現代的なやり取りとは違い、時間の掛かる手紙のやりとり、文章のフォーマット、書き方、相手に伝える文章など、手紙そのものが改めて新鮮に見えたからだと思いました。

おすすめです。

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