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(短編集)

あの頃の誰か



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【この小説が収録されている参考書籍】
あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)

あの頃の誰かの評価: 5.17/10点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.17pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

「秘密」の原型が読める

帯や巻末のあとがきにも書いてあるが、東野氏の初期のわけあり物件と言われる短編集。
全8話構成だが、最初の「シャレードがいっぱい」から4話目の「さよならお父さん」までは
なぜ今まで発表されずに埋もれていたのかが不思議なくらいの、初期の本格推理路線で書いていた頃の傑作である。

特に以下の二つはその後の東野作品を語る上での原型となっていたのであろう。
「再生魔術の女」
白夜行の唐沢雪穂、幻夜の新海美冬と並ぶ怖い女が描かれた作品。本当に怖いのでご注意。
巻末には単に収録のチャンスが無かった為とある。
「さよならお父さん」
ご存じ東野作品不朽の名作と言われる「秘密」の原型である。
「秘密」を読んで泣いた人たちは大勢いることだろうが、原型ではそこまではなく、happyで嬉しい気分にさせられる。
これはこれでいいのだろう。巻末にも「これを作品として収録するのはどうかと悩んだ」とある。

あと一つ、「ダイイングアイ」と並ぶ駄作を読みたいのならば「20年目の約束」でしょう。
なんのひねりもなく、オチも理解できなかった。

東野ファンの方ならばちょっと一息つきたい時に読んでみてはいかがだろうか。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

あの頃の誰かの感想

特に再生魔術の女、さよなら「お父さん」、虎も女も、眠りたい死にたくない、二十年目の約束は面白かったです。短編だし、すごく読みやすいと思います。

はやと
LP6O9U8L

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