早川明子は通称「在原業平の寺」十輪寺で大学助教授の細川和也と知り合い、彼の所属する文学部の新年会に誘われた。

差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。

秘境祖谷渓で起きた謎の転落事件。

青森県F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急「ゆうづる7号」で、卒業後七年ぶりに郷里に向かおうとしていた。

一人旅中の三浦あや子は田沢湖でベンツに乗った実業家・田代に声をかけられる。

轟音が晩秋の伊豆を切り裂いた。何者かが旧天城トンネルを爆破したのだ。

寝台特急“はやぶさ”を取材する週刊誌記者の青木は、1号車の個室寝台で、「薄茶のコートの女」を撮影するが、そのフィルムを何者かに抜き取られてしまう。

北海道の海岸から、三組の新婚旅行客が相次いで失踪した。

「三億円事件を再現してお見せしよう」真犯人逮捕のために大富豪が入念に計画した推理ゲーム。

「君に相談したいことがあるんだよ」と、友人の崎田から持ちかけられ、急行アルプス3号に同乗した西本刑事。

内田洋一を乗せたヨットは、11カ月間の単独無寄港世界一周を終え、油壺に凱旋した。

東京の宝石店外商員・北野の死体が城崎温泉を通る円山川で発見された。しかし宝石店社長は北野という社員は知らないという。

女子大生・小野ミユキが誘拐された。犯人の指示で、父親の敬介が身代金二億円を携えて上野発のカシオペアに乗り込んだ。

武蔵野の雑木林でデート中の男女が殺人事件に遭遇。瀕死の被害者は「テン」と呟いて息を引き取った。

十津川警部は帰宅途中を襲われ、不覚にも誘拐されてしまう。彼が気付いたときには、不可思議な島にいた。

首相公邸に、日本国民1億2000万人を誘拐した、身代金5000億円を支払えという脅迫電話が入った。

昭和19年の夏、海軍の関谷中佐は密命を帯びてヨーロッパに渡った。しかし協力者の駐在武官矢部は、謎の死を遂げていた。

新宿から松本まで一緒に行ったことにしてほしい。恋人だった刑事に嘘のアリバイ証言を頼んでいた女が殺された。

大晦日、京都・八坂神社。おけら詣りで賑わう境内で、晴着姿の若い女性が破魔矢で胸を突かれ殺された。

毎夜鳴る、間違い電話。孤独であった亜木子はふと電話の誘いに乗りクラブに向かった。

毎夜鳴る、間違い電話。孤独であった亜木子はふと電話の誘いに乗りクラブに向かった。

「ベストセラーを出しませんか」売れない作家・三浦に、出版社の社長から執筆の依頼が来る。

鑑識技官・新美格の趣味は、通勤電車で乗客を観察しスケッチすることだった。

北海道の海岸から、三組の新婚旅行客が相次いで失踪した。

「東京発「さくら」全乗客の安全と引き換えに、二億円を用意せよ!」殺人を繰り返す凶悪犯から届く、悪夢のような連続脅迫状。

大手銀行監査役を退職し、歴史研究会で活躍していた桜井信行が自宅で自殺した。

警察官が手を染めた犯罪のからくりは、想定外の結末にいたる。

十津川警部の妻・直子がゴールデンレトリーバーを飼い始め、愛犬家の会に入会した。

プレイボーイの青年実業家・高原雅之が刺殺され、付き合いのあった五人の女が捜査線上に浮かんだ。

寝台特急「サンライズエクスプレス」取材中のカメラマン木下は、乗り合わせたみゆきと名乗る美女と親しく言葉を交わす。

十津川警部、謎の女『ミスM』を追う! 魅惑の特急が行き交った北陸本線。

盲目のマッサージ師が、白昼都電の車内で毒殺された。毒物はカプセルに詰められた砒素。

美しく復元された東京駅で次々と事件が! 十津川警部の奮闘! 観光スポットにもなっている新しい東京駅で、新人ミステリー作家が偶然女性の不審死を目撃する。

東京台東区の公園で弁護士が射殺された。担当する詐欺事件の関係者が失踪し、関与が疑われた。

盛岡、平泉、花巻、田沢湖―恋人殺しの容疑をかけられた気鋭の建築家小野寺が東北地方へ逃走。

出雲へ向けて疾走する寝台特急で、未明に発生した爆破事件。だが、狙われた男は途中下車し、行方を晦ましていた。

ポアロが死に、その追悼会が、明智小五郎の所有する孤島の別荘で開かれた。

海と森、東北の美しい自然に抱かれる、五能線。

とある会のメンバーが毒殺された。

ある殺人事件で証言をしたふたりの男女が、相次いで突然の死に至った。

「あなたに愛想がつきました」帰宅した十津川警部は愛妻・直子が残した書置を発見、家庭を顧みなかった己に煩悶する。

交通事故で死亡した女性の財布に、不思議な新聞広告の切り抜きが残されていた。

もしも、賎ヶ岳の戦いで柴田勝家が秀吉に勝っていたら、お市の方の運命はどうなっていたのだろうか…時代小説の人気作家・広沢は、新作の執筆を開始した。

さらば寝台特急! さらば十津川警部! さらば西村京太郎! 豪華列車に爆破予告! 犯人の真の狙いは? 「寝台特急トワイライトエクスプレスに爆薬を仕掛けた。

将棋の駒が解決の鍵となるか……連続予告殺人に、十津川警部が挑む! 東京の郊外で一人の男が爆死した。

“島崎修一郎 過チヲ正シテ死亡ス”十津川は妻・直子と休暇で訪れた野尻湖で、奇妙な文言が刻まれた石碑と遭遇する。

小雨降る深夜、赤いレインコートの女が倒れていた。

警視庁の吉田刑事の留守宅が放火され、焼け跡から女の刺殺体が発見された。休暇で鹿児島へ向かう最中の事件だった。

警視庁捜査一課の市橋大樹は、入院中の祖父・勝之介から、青春時代を過ごした呉と広島の写真を撮ってきてくれと頼まれ現地を訪れる。

東北新幹線「はやぶさ」の豪華客室「グランクラス」で殺人事件が発生! 事件の裏に隠された陰謀とは――十津川警部が真相に迫る!

松山駅に到着した特急「しおかぜ3号」のトイレから、女性の刺殺体が発見された。 被害者は竹内祐子、三十歳。

日本最南端の小さな駅で警視庁の刑事が殺された! 日本最南端の駅・鹿児島県の西大山駅のホームで男の死体が発見された。

松尾探偵事務所に、ある男の将来性を調べて欲しいと調査依頼があった。

十津川警部、最後の事件は 壮大にして華麗なトリック！ SLやまぐち号の5号車と乗客32人が 走行中に姿を消した。

兇器、アリバイ、動機―完璧な条件で行なわれる完全殺人。しかし、やがて訪れる時効の向う側には…。

京都発賢島行近鉄特急ビスタＥＸの車内で大学准教授が殺された。