魔導士が虐げられている国ラバルタ。

魔導士の訓練校ネレイス城は幽霊が出るといわれていた。夜になると目撃される不気味な幻、人が消えるという噂……。

王立学院で学んでいたカレンスは、父危篤の知らせを受け、急ぎ故郷に帰った。

内乱以来、魔導士への迫害が悪化するラバルタ。デュナンは私塾で学ぶ魔導士の卵だ。

内戦から十年、ラバルタでの魔導士への迫害は増すばかりだ。そんなある日一人の魔導士が奇妙なことに気づいた。

治癒の力をもつ少年コルネーリオが見つけた瀕死の男は、フィレンツェ共和国政府の要人の一人、芸術家ミケランジェロの密偵で、故国を救うために万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが隠した兵器の設計図を探していた。

往年の輝きを失い、休館の危機を迎えた映画館「金猫座」。そこに集まるのは訳ありな人ばかり。

数学の使用が禁じられた世界 “Zウイルス”によるパンデミックが起きた渋谷の街 秋刀魚がいなくなってしまった未来の食卓 さまざまなディストピア世界を生き延びる、 パワフルで勇敢な女性たちの物語

湖畔にある洋館を友人と一緒に訪れた月島。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きイベントが開催されるという。

人より何十倍も遅い時間の中で生きる姉への苛立ちを抑えられない妹の葛藤を描く「キャビン方程式」、幻肢に悩まされ三本目の腕の移植を望む恋人を理解したい男の旅路を追う「ローラ」――社会の多数派とそうなれない者とが、理解と共存を試みる人生の選択7篇

高校生・久遠空々梨（くどう・くくり）の下校途中、いきなり巨大隕石が地球に直撃！　全人類は一瞬にして滅亡した！！――目を覚ますとそこは隕石衝突の三日前。

読まないほうがいい。虜になってしまうから……。

磯貝美佐、39歳。妊活がうまくいかず、母親離れができない優柔不断な夫・要一郎との生活に見切りを付けるべく、家を出た。

呉服屋の箱入り娘が、着物の力でよろず解決 お江戸お仕事小説の新定番! 江戸は西河岸町の呉服屋・常葉屋は、「ここにしかない品がある」と着物に五月蠅い江戸っ子たちにも評判お店。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。 愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。

数えで12歳となった白菊丸は、今日、母と離れ寺へと入る。

二つの傷跡。抜かれた血液。

大ヒット『逆転美人』の衝撃ふたたび。驚きの「逆転トリック」がまたも炸裂する。

日常の謎の名手・北村薫による自選集!表題作「遠い唇」のその後とは――? コーヒーの香りで思い出す学生時代。

図書館に収蔵され、書架に住むE・A・スミスは、推理作家の生前の記憶を持つ〈複生体〉。

伝説最強のあやかしたちが 幸せになる鍵は、料理と子育て! 600年生きても悩みばかり。

「頼んだよ……鷹央君」 師を殺したのは、誰だ？ 御子神氷魚。

売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。

舞台は、占いやまじないなどのスピリチュアルが科学と逆転した日本。

明治十年(1877年)。甚夜は、思春期を迎えた娘の野茉莉との接し方に手を焼く日々をおくっていた。

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。

首都・東京を襲った大地震から一年後、経済特区・湾岸カジノに街を象徴する少女サーカスが誕生。

“久遠の島”そこは心から本を愛する人のみが入ることを許される不思議な楽園。あるときひとりの王子が島を訪れる。

今日も個性豊かな住民たちが集う、にぎやかな食卓。 古い建物だが、格安の家賃が魅力の下宿屋「猫目荘」。

月と火星開発が進みながらも、インターネットが実用化されたばかりの夏紀の宇宙。

『神様の御用人』浅葉なつ による新シリーズ『神と王』第二巻! 丈国の建国十年を祝う式典への招待状が斯城国王・琉劔のもとに届いた。

競争率300倍の難関を潜り抜け、日本から江戸国へ入国を果たした大学生の辰次郎。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

あの手の指す方へ行けば間違いないと思っていた―― 1996年、横浜市内で塾の経営者が殺害された。

ボストン郊外に越してきた版画家のヘンと夫のロイドは、隣の夫婦マシューとマイラの家に招待された。

自らにかけられた「二十歳まで生きられない」という呪いを解くため、故郷の長野を離れ、京都で暮らすことになった澪(みお)。

『ミミズクと夜の王』 『MAMA』に続く 【人喰い三部作】第三部 あなたを、喰べてしまいたいほどに、愛している。

伝説的傑作『ミミズクと夜の王』に続く、【人喰い三部作】第二部。 その夜、魔物が手に入れたのは、彼だけのママだった。

平安末期。 葡萄(えび)病(や)みという謎の疫病が猛威をふるう京の都。

香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者は増加傾向にある。

「地獄の業火で焼かれるがいい」女の口から漏れた赤い炎が、男の全身を包んだ――。

人が月に住む近未来の日本に、独立を宣言し、鎖国状態の「江戸国」が出現した。

明治五年（１８７２年）。近代化が進む明治の世は、武士という存在を置き去りにして進みつつあった。

文久二年（１８６２年）。酒を巡る騒動から６年、江戸は仄暗い不安に揺れていた。

罪を犯さぬ人などいようか 罪を赦すことなく、そのまま抱いてこそ魔道師なのだ 市井に生きる魔道師たちの生き様を描いた文庫オリジナル短編集 巻末にコンスル帝国の神々に関する資料を付す 本の魔道師ケルシュが町で拾った少年は、狐に似た獣を連れていた──「ジャッカ

下級官吏・鄭仲望の前に現れた少女は、神虎を操り、尊大な態度で、自分は《真名》を奪われた神・春蘭と名乗る。

いま明かされる、一条の出生の秘密! 傷心の夏樹の前に、妖しい女たちが現れ──。 久継との闘いで傷心の夏樹。

帝の突然の禅譲という大事件を契機に、頭中将という重責から解放された藤原実資は、安倍晴明との友情を深める。