ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。

なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー 「すべて、吹き飛んでしまえ」 突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。

『―私は、夢に届かない』トラウマにより歌声を失い、プロのソリストの道から脱落した19歳の椿。

高校二年の僕が一目惚れした女の子。僕とは正反対の、物静かで不思議な魅力をもつ彼女への告白は、あっさり断られた。

「君を、私の専属カメラマンに任命します!」クラスの人気者・香織の一言で、輝彦の穏やかな日常は終わりを告げた。

平凡な僕が唯一他の人と違うこと。それは人の死を予告する幻影を見る力があることだ。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

過去は変えられないが、未来は変えられる―― 鎌倉に春一番が吹いた日、一台の快速電車が脱線し、多くの死傷者が出てしまう。

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは―。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

他人の嘘が分かる、不思議な力を持つ高校生、藤倉聖。だが、全ての人の嘘が分かるわけではない。

なぜ少女は最愛の先生を殺さなければならなかったのか? 突如失踪した人気小説家・遥川悠真。

いつかきみに、七月の雪を見せてあげる。あの日、彼女は青く光る海を見ながら、僕にそう約束してくれた―。

あの頃の僕らはまだたくさんの高いものに世界を囲まれて、息苦しさを覚えていた。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの8月。17歳の僕は京都の嵐山にある祖母の家に帰省した。

最愛の人の死には三億円の価値がある――。壮絶で切ない最後の夏が始まる。

14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺を図る。

「久しぶり」そう言って、高校生のときに交通事故で死んだはずのクラスメイトがなぜか今目の前に立って笑っている。

夜になると、僕は化け物になる。 寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた１通のメール。

僕は春が嫌いだ。

初めて会ったはずの君に 僕はどうしようもなく惹かれた 中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。

二人の結末を見届けた時、きっともう一度読み返したくなる――。

5つの感動がここに。連作医療ミステリ! 諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正会医科大学附属病院の研修医。

生きづらさを抱える水森陽向は、真夜中、不思議な声に呼ばれ辿りついた夜の公園で、衝撃の光景に目を見張る―そこでは十代の子供達が壮絶な殺し合いを繰り広げていた。

これは、世界一感動的な、僕が人殺しになるまでの物語。

誰かを、自分を、世界を殺したい。

20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。

みんなは知らない、ちょっとだけ特別なちから。

11月になり、『やおよろず』の辺りも寒さが厳しくなってきた。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。

恋人も仕事も失い、伊勢神宮に神頼みにやってきた谷原芽衣。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

「お探し物は、本ですか？仕事ですか？人生ですか？」。仕事や人生に行き詰まりを感じている５人が訪れた、町の小さな図書室。

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。

怖い話好き集まれ!怖いのに元気になれる、オカルトお仕事物語! 新垣澪は、元気が取り柄の新入社員。

親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中２の百合。

あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。

恩師と向き合う悪徳弁護士・御子柴礼司。「贖罪」の意味を改めて問う、感涙のリーガル・サスペンス。

あれほど嫌だった沖縄での生活に、少しずつ居心地の良さを感じ始めた比嘉篤。

文具会社で働く24歳の生久田菜摘は仕事もプライベートも充実せず、無気力になっていた。

「神の手」を持つ心臓外科医の桐尾裕一郎は、一年前に恋人の成海麻里を謎の自死で失ってから、死神に魂を売ってしまった―。

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。

東京の大学病院で働いていた比嘉篤は、父親の診療所を継ぐために8年ぶりに沖縄に帰った。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。

黒毛艶やかな猫として、死神クロは地上に降り立った。町に漂う地縛霊らを救うのだ。

警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。

爆破事件の鍵は、記憶を失った美女。 茅場町を皮切りに都内で多発する連続ビル爆破事件。

あなたは絶対に騙される!! どんでん返しの真骨頂! 顔を変えるのは罪ですか? 渾身の医療サスペンス最新版! 美を創り出す芸術家のように、依頼者の顔を変える天才美容外科医・柊貴之。