東京の有楽町と間違えて、おばけの町―幽落町に引っ越した僕・御城彼方。

黄昏と境界の街、幽落町に夏がやってきた。

あの世とこの世の狭間にある黄昏のまち・幽落町にも冬がやってきた。

東京・谷中にある月影寺の奥に居を構え、居候・宇多蒼一郎と二匹の猫とともに暮らす白藤晴。

悪しき霊を討つ者・鳴弦師の母を亡くしてから数ヶ月―久遠明は、かつて鳴弦師だった叔父の倫太郎と、その式神で猫の多聞が営む古書修繕店・遠鳴堂に身を寄せていた。

あやかし事件が集う店・遠鳴堂。そこで暮らすことになった明は、怪異に近づくことで自身に眠る退魔の力を目覚めさせつつあった。

両親を早くに亡くしたあかねは、５人の過保護な兄と暮らしている。

このたび晴れて大学生となり、独り暮らしを始めることになった僕―御城彼方が紹介された物件は、東京都狭間区幽落町の古いアパートだった。

冬深まる東京・谷中。

遠鳴堂に珍しく訪れた古書修繕の依頼。

妖怪の集まるところに笑顔あり！　笑って泣ける、平成あやかし譚―― 作家として人生崖っぷちな妖怪小説家・緒方司貴が訪れたのは、妖怪と縁深い遠野の旅館「迷家荘」。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

小説家の端くれ・緒方司貴のもとに遠野から謎の宅配便が届いた。

悪魔のごとき頭脳を危険視され、わずか13歳にして特殊房に収監されている少年、ローレン・ディルーカ。

京都の一角に佇む「桃枝骨董店」。

泣いて笑って喜んで、妖怪と心でつながる家族の輪 迷家荘に新たな珍客現る!? 司貴&童子コンビの過去を知る"女の子の座敷童子"、迷える可愛いさとり少女、好々爺のぬらりひょん。

「迷宮庭園」に暮らす宮籠彩人は、花の言葉を伝える華術師の貌を持つ。

熊本・天草において、真夏日に大雪が観測され、天空に忽然と巨大な十字架が浮かび上がった。

京都、下鴨―。高校生の鹿乃は、旧華族である野々宮家の娘だ。

雪弥が花月香房と香乃の前から姿を消した。バイトも辞め、連絡も取れなくなってしまったのだ。

あやかしのお医者さんである双子、晴と嵐に弟子入りした莉莉。

一夜にして家族や使用人を惨殺された、嵯杏院伯爵家令嬢・薔子。

ところは福岡・太宰府市。参道でオルゴール店を営む32歳イケメン独身貴族、伊東秀。

笑顔咲くあたたかい場所は、いつも優しい。

恋人も仕事も失い、伊勢神宮に神頼みにやってきた谷原芽衣。

冬の気配が色濃くなってきた11月の京都。

キャンパスの中心にそびえ立つ時計塔。その最上部の小部屋にある鏡に祈りを捧げると、死者と再会できるという伝説がある。

「『鬼』の正体は探るな」クラウス教授にそう忠告された絶対城。

人の心の動きを香りとして感じとる力を持つ、高校二年生の香乃は祖母が営む香り専門店『花月香房』に暮らしている。

あやかしのお医者さんである双子・晴と嵐と、弟子の莉莉。

高校二年生になった正太郎。

ある夏の終わり。

雪弥と気持ちを通わせた香乃は、これから築いていく関係に戸惑ってばかり。

死相が視える探偵・俊一郎のもとに、遺産相続殺人と思われる事件の捜査依頼が舞い込む。

鈴虫鳴く秋から冬に移ろう祇園。桃枝骨董店がたたずむ路地裏にも小さな事件が。

突然気を失った小暮井ユキがめを覚ますと、そこは雨坂続の傑作『トロンプルイユの指先』の舞台だった。

人気の街、吉祥寺―あなたが道に迷ったとき、どうしていいか困ったとき、その紅茶屋は現れます。

紅染まる遠野に恋の季節が訪れる! 座敷童子コンビが贈る平成あやかし譚。 季節は秋。

呪いの藁人形、不審なガスマスク男、魅惑の《毒》鍋――学内で起こる事件をMr.キュリーが解き明かすが、今回、彼の因縁のライバルが登場して!?

喫茶店エメラルドに、金髪碧眼の美少年・ダニエルがやってきた。

鳳の用事でしばし烏丸家を離れることになった執事の衣更月。

アウトローの刑事ばかりが集められた、警視庁刑事部捜査零課。そこに所属する音無レイカは、驚くべき才能をもつ女性刑事だった。

「何故、衣更月を執事にしたと思う?」真一郎から衣更月に投げられたひとつの問いかけ。

藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。

人の心の動きを香りとして感じる力を持つ香乃。

今日も今日とて、ゆるり営業中の『花月香房』だけど今日は…雪弥さんが、ちょっとおかしい。