喜劇ひく悲奇劇
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鯨氏による回文サークルの旅行で起きる回文連続殺人を描いた本格ミステリーである。 推理部分は比較的オーソドックスなアリバイ検証による館ものなのだが、全ページのどこかに無理やり回文が挿入されているという無駄なルール縛りとなっている。なので回文のネタありきで、登場人物たちの行動や会話は物凄く不自然である・・・・・がこの無理やりさを楽しむという訳である。 特に中盤での回文推理小説のネタで世界中の探偵達が次々に回文となっていく個所は本筋と全く関係ないだけに下らなさの極致ともいうべき内容だ。 回文をモチーフにしたミステリーという段階でネタありきのまともなミステリーにならないのは自明である。 その意味で何だこれくっだらねえーという感想は本書には最大の賛辞ととらえるべきであろう。 | ||||
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ミステリとは美。ミステリとは芸術。遊び心を失ったらもうミステリはミステリではない。この作品の稚気が大好きです。しかし、謎解きがぬるいというか、密室トリックがしょぼい。密室トリックも、回文の魔力に彩られて欲しかった…。この作品に限っては、アリバイを丁寧にたどっていくという、地味な展開でなくとも良かったのではないか、と思う。 | ||||
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「富士山大噴火」で本格派になりつつあったのに、又やってしまった。第4章の後半は、意味のない回文の羅列に終始します。もっともっときちんとした作品が描ける作家だけに残念です。 | ||||
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「富士山大噴火」で本格派になりつつあったのに、又やってしまった。 第4章の後半は、意味のない回文の羅列に終始します。 もっともっときちんとした作品が描ける作家だけに残念です。 | ||||
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怪作「文章魔界道」の衝撃ふたたび、というわけで、今回も名探偵回文50連発などの華麗な見せ場が炸裂する。連続殺人ごとに登場人物が回文で反応するという奇妙さも、この人のオフビートな文章だとむしろユーモラスで楽しい。だが、結論としては仕上げがあまりに粗すぎる。たとえば、この本は(1)1頁に最低1個、回文が登場する(2)回文はゴシック表記するが、同じ回文の再登場はこれにふくまない。という趣向でスタートするが、途中で(2)が放棄される。何か意味があるのかと思うとそうではない。要するに手が尽きたのである。本質と関係ない、どうでもいい部分のようだが、この手のお遊び小説の読者は、そうしたどうでもいい部分にこそこだわるという点を忘れていはしないか。謎解きも伏線がむき出しで楽しめない。この種の小説の要諦は徹底して手間暇を惜しまないこと、それは先駆者の大泡坂が作品を以て教えてくれているはずだ。 | ||||
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