作者の死
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凝った構成で、犯人探しを楽しむというよりも、作者の仕掛けた語りの巧妙さを楽しむような作品です。 理屈っぽい話が多く出てくるのは、確かですが、分量も少なく理屈を延々と重ねるという訳ではありません。作者の語りに身を任せて迷宮をさまようような感じで読み進めることが出来るでしょう。 もちろん、ブンガク理論を学んだ方には、違った楽しみ方もあるでしょうが、広く薦める事が出来る作品だと思います。 | ||||
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ミステリーとしてのプロット自体はそんなに大騒ぎするほどのものではないと思いますが、「書かれていないもの」すなわちテキストの外部にあるものにつねに読者の目を向けさせ「書かれているもの」を揺さぶる、というミステリが本質的にもっている脱構築的な要素を、ここまで自覚して、その揺さぶりを最大限に利用している作品はそうないでしょう。本の解説には、『文学部唯野教授』に言及がありますが、比べ物になりません。そして、なおかつ、脱構築理論がもつ最大の弱点をついている。これ以上書けませんが、本当に見事です。 デヴィッド・ロッジが登場したりするお遊びも楽しく、ロッジの『小さな世界』同様、新たな批評の流れが既成の英文学会に呼び起こした反応も、日常的な次元でとてもよくわかります。 | ||||
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