密閉教室

登録されているタグ

※以下のグループに登録されています。

オススメ平均点

6.17pt (10max) / 6件

5.76pt (10max) / 46件

Amazon平均点

3.80pt (5max) / 40件

楽天平均点

3.20pt (5max) / 45件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

3pt

サイト内ランク[]
ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

18.00pt

5.00pt

←非ミステリ

65.50pt

ミステリ→

10.00pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
7,024回
お気に入りにされた回数
5
読書済み登録回数
93
このページのURL

あらすじ

2008年04月15日 密閉教室 (講談社文庫)

教室にあるはずの48の机と椅子がすべて消え、代わりにコピーされた遺書と級友の冷たい骸だけが残されていた。しかも密室で。自殺か他殺か。高3で、推理マニアの工藤順也はこの謎に果敢に挑むのだが…。本格ミステリの甘美な果実にして、瑞々しい青春小説。法月綸太郎のデビュー作にして、不朽の名作。(「BOOK」データベースより)

評判

密閉教室の評価:

6.17/10点 レビュー 6件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.17pt

密閉教室の総合評価:

7.41/10点 レビュー 46件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.40
(4pt)

とにかく理屈っぽい、この作者らしい力作。

推理マニアの高校生男子が、誤った推理を披露して、混乱に拍車をかけるのが、メチャクチャに面白い本格ミステリー。振り回される男女の恋愛模様も絡んで、確かに青春小説でもあった。

  この推理マニア君。とにかく理屈っぽい。さすがに気恥ずかしくなったけど、これも作者らしい味だ。で、紆余曲折の上、真犯人をぼやかした終わり方、如何にもこの作者らしい力作だった。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4062760274
No.39
(4pt)

とにかく理屈っぽい、この作者らしい力作。

推理マニアの高校生男子が、誤った推理を披露して、混乱に拍車をかけるのが、メチャクチャに面白い本格ミステリー。振り回される男女の恋愛模様も絡んで、確かに青春小説でもあった。

  この推理マニア君。とにかく理屈っぽい。さすがに気恥ずかしくなったけど、これも作者らしい味だ。で、紆余曲折の上、真犯人をぼやかした終わり方、如何にもこの作者らしい力作だった。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4061849905
No.38
(4pt)

とにかく理屈っぽい、この作者らしい力作。

推理マニアの高校生男子が、誤った推理を披露して、混乱に拍車をかけるのが、メチャクチャに面白い本格ミステリー。振り回される男女の恋愛模様も絡んで、確かに青春小説でもあった。

  この推理マニア君。とにかく理屈っぽい。さすがに気恥ずかしくなったけど、これも作者らしい味だ。で、紆余曲折の上、真犯人をぼやかした終わり方、如何にもこの作者らしい力作だった。
密閉教室 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社ノベルス)より
4061813927
No.37
(4pt)

真に「密閉」されているのは、教育の場

この小説の初版がノベルス版で刊行された頃は、警察が高校生探偵に捜査情報を漏らすなどあり得ない、人間が描けていない、リアリティがない、と批判ばかりであった。
池上冬樹が『頼子のために』を積極的に評価するまでは、『雪密室』も『誰彼』も、作者の意図は全く理解されず、酷評されていたと言って良い。(確かに『誰彼』の悪戦苦闘ぶりは作者本人も反省し文庫版で改訂していたが)
改めて、この小説を読んでみると、私のように学校や教職員を根本的に信頼していない者には、実に「リアル」だと思える。
『密閉教室』というタイトルの意味も、単に密室状況の教室の中で死体が発見されることなど、意味していない。
本当に「密閉」されているのは、教育現場なのだ。

イジメ自殺や体罰による指導死などが起こるたびに、学校側は事実を隠蔽し、加害者側を常にかばう。
その自殺の原因が、他の生徒からの暴力や恐喝であり、本来なら加害者側を家裁送り、少年院送りにすべき場合であっても、警察が介入し捜査することを、組合組織が徹底的に嫌う。
「国家権力の横暴で、やっていないこともやったと言わされる、生徒を国家権力から守れ」と身勝手に言い出し、第三者委員会などとは名ばかりの組織に「生徒のプライバシーに配慮した」と称する隠蔽工作をさせ、何十ページも墨塗りされた報告書しか提示しない。
裁判ともなれば「自殺の直接原因は思春期特有の悩み。イジメが自殺の直接原因でありイジメがなければ自殺しなかったと証明するのは被害者遺族の責任」と開き直り、生徒に行ったアンケート結果すら開示せず、被害者側を敗訴に追い込む。
それが、日本国の教育現場の実態である。

そうした認識を持っていれば、警察側が、学校のあり方そのものを疑っているとしても不思議ではない。あえて、名探偵気取りの勘違いをしている高校生に捜査情報を漏らしつつ、言わば鵜飼の鵜として学内で動かすことによって、真相への手がかりを得ようとしたとしても、不自然でも何でもない。
この小説は、警察が「密閉されている教育現場」の扉を開かせる道具として、名探偵気取りの高校生を利用し、真の解決は警察によって行われることを、高校生側から描いているのである。
結末に至って、主人公は自分が高校生探偵ではなく、美少女の恋人候補ですらなかったことを思い知らされる。
主人公に残されたのは、は平凡な高校生としての平凡な日常でしかなく、教育現場の密閉性は何ら変わらない。
そうした小説として読めば、これは実にリアルに、日本国の教育現場を描いた作品であるとも言えるではなかろうか。
密閉教室 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社ノベルス)より
4061813927
No.36
(4pt)

真に「密閉」されているのは、教育の場

この小説の初版がノベルス版で刊行された頃は、警察が高校生探偵に捜査情報を漏らすなどあり得ない、人間が描けていない、リアリティがない、と批判ばかりであった。
池上冬樹が『頼子のために』を積極的に評価するまでは、『雪密室』も『誰彼』も、作者の意図は全く理解されず、酷評されていたと言って良い。(確かに『誰彼』の悪戦苦闘ぶりは作者本人も反省し文庫版で改訂していたが)
改めて、この小説を読んでみると、私のように学校や教職員を根本的に信頼していない者には、実に「リアル」だと思える。
『密閉教室』というタイトルの意味も、単に密室状況の教室の中で死体が発見されることなど、意味していない。
本当に「密閉」されているのは、教育現場なのだ。

イジメ自殺や体罰による指導死などが起こるたびに、学校側は事実を隠蔽し、加害者側を常にかばう。
その自殺の原因が、他の生徒からの暴力や恐喝であり、本来なら加害者側を家裁送り、少年院送りにすべき場合であっても、警察が介入し捜査することを、組合組織が徹底的に嫌う。
「国家権力の横暴で、やっていないこともやったと言わされる、生徒を国家権力から守れ」と身勝手に言い出し、第三者委員会などとは名ばかりの組織に「生徒のプライバシーに配慮した」と称する隠蔽工作をさせ、何十ページも墨塗りされた報告書しか提示しない。
裁判ともなれば「自殺の直接原因は思春期特有の悩み。イジメが自殺の直接原因でありイジメがなければ自殺しなかったと証明するのは被害者遺族の責任」と開き直り、生徒に行ったアンケート結果すら開示せず、被害者側を敗訴に追い込む。
それが、日本国の教育現場の実態である。

そうした認識を持っていれば、警察側が、学校のあり方そのものを疑っているとしても不思議ではない。あえて、名探偵気取りの勘違いをしている高校生に捜査情報を漏らしつつ、言わば鵜飼の鵜として学内で動かすことによって、真相への手がかりを得ようとしたとしても、不自然でも何でもない。
この小説は、警察が「密閉されている教育現場」の扉を開かせる道具として、名探偵気取りの高校生を利用し、真の解決は警察によって行われることを、高校生側から描いているのである。
結末に至って、主人公は自分が高校生探偵ではなく、美少女の恋人候補ですらなかったことを思い知らされる。
主人公に残されたのは、は平凡な高校生としての平凡な日常でしかなく、教育現場の密閉性は何ら変わらない。
そうした小説として読めば、これは実にリアルに、日本国の教育現場を描いた作品であるとも言えるではなかろうか。
密閉教室 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 密閉教室 (講談社文庫)より
4062760274

その他、Amazon書評・レビューが 40件あります。
Amazon書評・レビューを見る