魔空の迷宮
- 失踪 (242)
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銀行員の失踪、大銀行の合併計画、青山に次々と建てられていくポストモダンな建築物とそこに飾られた魔女の人形、青山の土地の買占め。なんの繋がりもないように見えるこれらの裏には、隠された陰謀があった。そして時折り姿を見せる妖しい魅力の美少女二人。青山の地をめぐる、めくるめく官能と恐怖の都市伝説。 SF風味のモダンホラーといった雰囲気、中世から続く魔女伝説等のオカルトやSM的な官能を詰め込んだ印象ですが、あまりに詰め込み過ぎて消化不良気味。特に、これは他の作品でもでも言えることなのですが、山田正紀の書く男女の絡みにはグッとくることがないので、SM風セックス描写は必要無かったように思えます。 とは言え、章題が「毛皮を着たビーナス」「悪徳の栄え」などなど、マゾッホやマルキ・ド・サドへのオマージュ、影響を受けて書いたように見受けられるので、必要無かったと言ってしまうと作品自体を否定してしまうことになってしまうかな? 青山を舞台にした設定や作中に挿入される地図の仕掛けなどはとてもおもしろいものだったので、もっと絞り込んで書いたほしかったです。 | ||||
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~大都会東京の青山で繰り広げられるセックスと暴力。菊地秀行が書きそうな舞台設定だが、そこに銀行による土地買収だの権力闘争が介在したり、伝奇パートにヨーロッパの魔女狩りの史実を織りまぜるあたりが、まぎれもない山田正紀テイスト。失踪した元想い人・章子の夫の事を調べるように頼まれたことから、その裏に銀行の合併を越える謎がある~~ことを突き止め、塾教師をやめた無職の水野がひとり、章子のために青山の町を彷徨う。各所で挿入される青山の地図。1枚目では何の事か分からないが、1枚ずつアップになることによって次第に意味を持ってくる、という仕掛けが面白い。純粋なハッピーエンドというわけではないところも本作の特徴。~ | ||||
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