罰と罪
- 警察小説 (534)
 
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| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt | ||||||||
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韓国文芸界の第一線で活躍するジャーナリスト出身の文芸作家の初の警察ミステリー。22年前の未解決事件捜査をテーマに現代社会の歪みと倫理と道徳を冷徹に見つめた社会派ミステリーである。  | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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| 登場人物の名前覚えられるかなーとちょっと不安な気持ちで読み始めました。が、警察チームの紹介的導入部を過ぎるとすぐに「主人公の女性刑事ジヘと被害者の周辺人物のうちの一人」の対話形式になっていくので、案外読みやすかったです。翻訳も自然で会話として頭に浮かびやすい。ロシア文学がモチーフですが、全く読んだことなくても問題ありませんでした。ロシア文学は被害者とその周辺人物たちの「なんだか妙に気負った感じ」の象徴みたいなことだと思います。あと、犯人の独白パートは非常にウザいし哲学的なところは何言ってるのかさっぱり分からないので、実際の犯行に関する部分以外は斜め読みで済ませました。(このパートを短縮して本の価格をもっと下げたらもっとたくさんの人がこの本を手にしたんじゃないか…) 内容的にはとても堅実な警察小説で、被害者とその周辺人物たちの「なんだか妙に気負った感じ」に対する、刑事たちの地に足ついた感じが清々しい。主人公ジヘの思考回路が自分と近い気がして親近感を感じました。若竹七海の「女探偵シリーズ」とか好きな方だったら、この作品も楽しめると思います。ジヘが主人公の次回作があれば、また読んでみたいと思いました。  | ||||
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