スティック

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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ

1986年09月30日 スティック (文春文庫)

刑務所を出たスティックはムショ仲間の誘いでマイアミにやってきた。札束の運搬を請負うが、いきなりピストルの弾がとんでくる。それからひょんなことがきっかけで、お抱え運転手に身をやつしたスティックは…ギャング、映画プロデューサー、美人投資カウンセラー、色とりどりの人物が織りなす〈レナード・タッチ〉の傑作。(「BOOK」データベースより)

評判

スティックの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

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スティックの総合評価:

7.50/10点 レビュー 2件。

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No.1
(4pt)

憎めない悪党ども

7年の刑期を終え、ムショ仲間のレイニーに誘われるまま、フロリダへやってきたスティック。現金の受け渡しで5千ドルを稼ぐちょろい仕事のはずだったのだが、いきなりレイニーが殺られ、スティックも命を狙われるはめに。依頼人の実業家チャッキーに嵌められたのだ。チャッキーとその仲間たちに追われるステックは、ふとしたきっかけで出逢った投資家のバリーに気に入られ、運転手としてこの街に暮らすことにするのだった。 ・・・

本作品は、ムショ仲間の復讐という安っぽい話にならないところがいい。引かない、媚びない、省みない。タフでクールな40男スティックの、降りかかった火の粉は払います 的な生き様がかっこよい。探しまわっているやつらの前にちょくちょく姿を現しては、泰然自若と成り行きを見守るステック。へらず口で相手を翻弄するといった小細工なし。ストレートなものいいで、渡り合っていく。

レナードの作品は、憎めない悪党どもがいきいきと活躍するのがひとつの見所(らしい)。

本作品でも、魅力的な登場人物たちが、映画のシーンが変わるような場面展開の中で、あるときは面白おかしく、あるときは緊張感をはらみながら描かれていく。高見浩さんの翻訳の冴えが光っている。スティックと、バリーの投資カウンセラー カイルとの恋愛や、離婚しはなればなれなった娘との交流も、作品に彩りを添えているのだろう。

バリーや、カイルとの触れあいから、徐々に、これからの人生の目的を定めていくスティック。はたして、スティックは、全ての問題を解決し、順風満帆な生活に踏み出していけるだろうか ・・・ とつづく。

フロリダの楽園感と、そこで繰り広げられる悪党どものどたばたが愉快な作品。
スティック (文春文庫) Amazon書評・レビュー: スティック (文春文庫)より
4167275635

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