ミスティック・リバー
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
ミスティック・リバーの評価:
8.00/10点 レビュー 2件。 A ランク
ミスティック・リバーの総合評価:
8.11/10点 レビュー 35件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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同じようなだらだらとした描写が続くのがしんどい。例えば父親の心情。娘を失い喪失感と悲しみに暮れる父親の心理描写が続くわけだけど、それがだいぶ重複というか、さっきも聞いたようなことが続くわけで、要するに、手を変え品を変えて同じような描写が続く。これが全体を通して言える。
そうして長い長い心理描写を描いている割に、肝心な理由や動機が抜け落ちている。たとえば娘ケイティがレイというこれまでの男とは明らかに毛色の違う男に惚れた理由、ムショに入って家族を蔑ろにしていた父親がケイティをひと目見て急にこの子のために生きようだなんて人が変わったような心理になった理由、ムダに長い心理描写を書く割に、こうした細々とした心理の変化、動機がないので感情移入ができない。
それとこの本の代名詞の一つと思われるかつての友人三人が刑事、被害者、容疑者、という関係で対峙するにしても、この関係が成り立つのはなんと500ページから。もちろんそれ以前から容疑者であるデイブは怪しいとは睨んでいるけれどもまだ明確に容疑者とはなっていない。それが明確に容疑者として確立したのが500ページからだという。かつての友人が思いがけない関係で再会し、そこで戸惑いやら困惑やらの描写を期待していた私としてはそうした描写がなかったのが残念だった。あるのは父親の悲しみだけ。
そもそもこの三人が幼い頃別に大した友人ではなかった時点で、三人が刑事、被害者、容疑者の立場で対峙したところでそれがどうしたという話なわけで。
幼い頃のトラウマにしても、刑事と被害者にとってはべつにもう過去の話として消化されており、影響を受けているのは容疑者だけ、そこからあたかも今回の事件が過去のトラウマに起因しているかのような話をされても、無理矢理な感じがした。