アリアドネの声

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種別
長編
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あらすじ

2025年09月11日 アリアドネの声

巨大地震が地下都市を襲い、女性が遭難。しかも、彼女は「見えない、聞こえない、話せない」三つの障害を抱えていた。頼みの綱は一台のドローン。操縦士のハルオは、遠隔から要救助者を発見し、安全地帯まで誘導するという前代未聞の作戦を任される。迫る浸水。猶予は六時間。女性の未来は脱出か、死かーー。想像の限界を超える、傑作ミステリー。(「BOOK」データベースより)

評判

アリアドネの声の評価:

5.67/10点 レビュー 6件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.67pt

アリアドネの声の総合評価:

7.56/10点 レビュー 200件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)
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アリアドネの声の感想

ドローンを用いた災害救助小説。
障害者×災害救助×ドローンを用いつつ、「無理」という言葉の重みや前向きな行動に光を灯すような作品でした。面白かったです。

物語の舞台は地下に建設された障害者支援都市。ITを用いたインフラが整う空間で、目が見えない・耳が聞こえないと言った人々が暮らしやすい都市開発が行われている場所。そこで巨大地震が発生し「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障害をもった人が取り残されてしまったという災害救助の作品です。どこにいるか声が出せないのでわからない、呼びかけても聞こえない、地下に閉じ込められている為見つけても目が見えないで出口へ誘導もできないという救助が不可能状況です。

さて最初に小言を言いますが本書の宣伝方法について。
帯や書店ポップやSNSにて「どんでん返し」「2度読みミステリー」と言った言葉でその手の読者を釣ろうとPRしていますがそういう作品ではないです。誤解を与えますし、それを期待して読むとまったく関係ないので不当な評価を得てしまう事でしょう。版元の宣伝方法には正直疑問です。発売前後の世の中のレビューはそういう感想が溢れていますが、そういう宣伝活動がされたんだなと察してしまう次第でして悪い印象ですね。作品に罪はないのでちょっと思う次第でした。

改めますが本書は災害救助の物語でミステリー要素は極小。そしてもう一つのテーマが主人公の内面に存在する「無理」という言葉。「無理だと思ったらそこが限界」という言葉に捕らわれた主人公の物語です。障害者のできる・できない。救助のできる・できない。難しい局面やそこでのあきらめない気持ちなど考え方がとても読ませられました。

欲をいうと災害小説なのでもっと緊迫した状況やパニック感が欲しかったです。遠隔でドローンを用いて救助する人達の視点なので読者は安全地帯から見守る読書となります。その為危機感が描き辛いのでドキドキ感が弱くなってしまう。救助小説のラストは緊迫感や絶望感が深いほどエンディングの開放感が輝くのですが、それが本書は弱い為ちょっと物足りなさを得ました。

広告に釣られて予想と違う作品でしたが、「無理」の言葉の考え方には得るものがありましたし読後感も良い作品で面白かったです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.194
(1pt)

同級生の内面をもっと深く描いて欲しかった

全体的に描写が薄っぺらいです。
地下都市で起きた大災害というわりに緊迫感があまり表現できていなかったり、感情移入できるほど人間としての深みや厚みが描かれた人物がいなかったり、災害の規模のわりに見えないところで動いている人々の存在がほとんど感じられなかったり、主人公の職場は3人しか社員が存在しなさそうだったり。

読んでいて一番酷かったのは主人公の同級生の描かれ方。
的外れでも自分を思い遣って必死になってくれた主人公に対して、口の端を吊り上げながら「うざかった」と言うなんて人間性を疑いたくなります。
作中ではヒロインのような扱いなので悪い人物に描く意図は無いのでしょうが、上記の発言をするに至るまでの彼女の苦悩や葛藤がほとんど描かれていなかったので、本音を胸のうちに留めておけない主人公以上にうざい奴という印象しか抱けませんでした。
後に謝ってはくれたものの、主人公の状況を分かっているくせに「妹を助けて欲しいな、でも忙しいから無理だよね(チラッ、ごめんね(チラッ」とか虫が良すぎる。
作中では重要な役割を持つ人物ですし、障害者の家族という立場で「重い障害を抱えながら前向きに頑張っている人が、障害者の基準になると困る」という意味の非常に重い台詞を与えているのだから、もっとこの人の内面を描くべきでした。

結末は良かったのですが、ストーリーはこの結末を描きたいがための都合の良い設定と展開ばかりで、あまり楽しく読めませんでした。
心に訴えてくるものがあまりない、薄くて軽いヒューマンドラマでした。
アリアドネの声 Amazon書評・レビュー: アリアドネの声より
4344434951
No.193
(5pt)

小説を読む幸せ

読書の楽しさを思い出させてくれる小説に、久しぶりに出会えた!
アリアドネの声 Amazon書評・レビュー: アリアドネの声より
4344434951
No.192
(2pt)

カタルシスがない

設定自体は悪くないが、説明的な描写が多すぎて冗長。読んでいて疲れる。
ミステリーとしても全くハラハラすることなく、非現実的なご都合主義で進行する。
主人公の高木の殊勝すぎる態度や、ヒロイン的な韮沢のいやな性格にも共感できなかった。
ただ、一番残念なのは、カタルシスが無いところだろう。
この小説には、三重苦の障害者に対し、障害詐称を疑う人たちが出てきて、散々なことを言う。
彼らは詐称を疑ったことについて反省することも、謝罪することもない。
不愉快な迷惑YouTuberですら悪行の報いを受けることがない。
彼らへの断罪が「言いたいやつらには、言わせておけばいい」という言葉だけでは、消化不良だ。
ミステリーとしては面白くなくても、「スッキリした」と思えるくらいのカタルシスは欲しかった。
アリアドネの声 Amazon書評・レビュー: アリアドネの声より
4344434951
No.191
(1pt)

梱包の問題でしょうか? 帯が破れていて残念です。


アリアドネの声 Amazon書評・レビュー: アリアドネの声より
4344434951
No.190
(5pt)

とても良いです。

SF小説と思っていたけれど、かなり現実的なストーリーで読むことが楽しかった。オススメです。
アリアドネの声 Amazon書評・レビュー: アリアドネの声より
4344434951

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