私雨邸の殺人に関する各人の視点

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種別
長編
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あらすじ

2023年04月19日 私雨邸の殺人に関する各人の視点

嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。資産家のオーナーは密室で刺殺され、世にも珍しい〈探偵不在〉のクローズド・サークルが始まる。館に集ったのは怪しい人物ばかり。いったい誰が犯人を当てるのか。各人の視点からなされる推理の先に、思わぬ悲劇が待っている。(「BOOK」データベースより)

評判

私雨邸の殺人に関する各人の視点の評価:

3.50/10点 レビュー 2件。 E ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.50pt

私雨邸の殺人に関する各人の視点の総合評価:

5.88/10点 レビュー 8件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6
(2pt)

「探偵不在」と言う売り文句が生かされていないのが残念

★ 真相に触れています。未読の方は注意。長文失礼 ★

評価が高かったので期待して読みましたが、正直、個人的にはいまいち。

今作に感じた難点は、主に以下の点。

・ミステリーにおける「探偵不在」と言うテーマに対して、新しい切り口を見せてくれる事を期待していたのですが、謎解きや事件の解決の仕方などについて特に何も見どころが無かった事。

・殺人事件が起きているのに登場人物たちの淡々とした対応にまるで緊張感や恐怖感が無い事。

・いくら何でも犯人の動機が取って付けたように弱い事。下手したら今まで読んだミステリー作品の中でも動機の弱さではトップ3に入るくらいかも。

・明らかにキーマンかと期待させておきながら何の活躍もしないサクラの存在や、梗介の二重人格的な自分語り?など、重要そうに見えて特に必要性を感じないキャラ設定が散見される事。

先述したように「探偵不在」と言う売りに期待し、どのような形で事件の謎に向き合うのかと思いましたが、登場人物のほぼ全員が普通に事件の調査や推理をします(笑)。そりゃ警察が来れない状況で事件が起きればそうするでしょうけど、あえて「名探偵」を排することでしか成しえない「謎への対応」の仕方を期待していたので、このごく普通の対応には拍子抜け。

そのため、ある意味リアルな(名探偵の超人的な発想力や分析力などに頼らない)推理になっているのですが、皆それなりの記憶力や着眼点を駆使する割りに、どれもすぐに突っ込みどころが指摘できるようなお粗末な推理ばかり。またそもそも論として、何故こうした犯人が限定されやすい閉鎖状況で犯行に及ぶのかといった点についても特に目新しい視点やミステリー的な必然性もナシ(単に機会があったからってだけ)。この問題が上記の動機の弱さと相まって、殺人を犯すほどの切迫した理由に思えず、真相判明後のカタルシスや納得感が弱くなっいています。

またあえて登場人物の各視点に章分けする必然性もよく分からないものになっていると感じました。犯人の主観視点での語りでありながら、犯行時のシーンは描かれないのはアンフェアでは。個人的には後から「え、あの一見何でもないようなシーンが実は殺害時のものだったのか」といった叙述的なトリックで驚かされる事を期待していたので残念。

せめてもう少し展開に緊張感があれば良かったのですがそれすらも無く、単に脱出ゲームの謎解きを楽しんでいるくらいのノリになっているのがかなりマイナス点になりました。
私雨邸の殺人に関する各人の視点 Amazon書評・レビュー: 私雨邸の殺人に関する各人の視点より
4575246239
No.5
(4pt)

面白い

若干、中盤にダレるところはあったが、推理しながら読んでいくのが楽しい。
序盤の期待値よりは絶対に上回ってくると思う。
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4575246239
No.4
(5pt)

秀作

それぞれ人物の心模様が、巧みに書き分けられている。その視点のギミックが、ミステリに結びついているのが面白い。鋭い人間観察眼に基づいたシニカルさと、どこか幻想的なリリカルさがブレンドされた文章は読んでいて心地いい。キャラを描写する際の着眼点が面白くて笑えるが、それだけでなく、知性や情緒にも訴えかける物語。ゴリゴリの論理パズルというよりは、軽くストーリーを楽しめるタイプの作品。
ミステリー畑ではない著者が書いた作品なこともあり、小説として味わい深い。ある程度リテラシー高い人向けかなぁ。無神経な人にはいろいろわかんないと思う。テーマとか。
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4575246239
No.3
(1pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

高評価多いが、つまらない!注意!!

高評価が多いので、購入してわざわざ読んでみましたが、かなりつまらないです!!
オススメ出来る箇所がありません。
まず文章が読みづらいし、わかりづらい書き方で、読むのに苦労します。
それぞれの視点がコロコロ変わる書き方ですが、それを活かしたトリックがあるわけでもありません。
トリックも稚拙で、殺害理由も理解できない内容でした。
ちょっとしたネタバレ?(殺害やトリックについては触れません)
梗介の内なる声とかも最後まで意味分からないし。
二ノ宮がイキイキ謎解きしてる描写もくどいです。
殺害された人の大きい嘘はすぐ誰でも気づくレベルです(笑)
思わせぶりな感じのワザとこの人を怪しく見せようとしてるのもガッカリです。
わざわざ館の見取り図がありますが、その見取り図を使うトリックのひとつすらありません。それもガッカリ。館と言えば館の構造での謎ときひとつは欲しいです。
良い所無しで時間の無駄になる作品でした。
私雨邸の殺人に関する各人の視点 Amazon書評・レビュー: 私雨邸の殺人に関する各人の視点より
4575246239
No.2
(4pt)

多重推理ものって楽しいですね

タイトルに惹かれて購入しました。
多重推理ものってワクワクしますね。
一つの事件に対して複数の解釈が提示され、
「なるほど真相はそれしかない」と思うたびにそれが覆されていくのが病みつきになります。

大学ミステリ研の二人は印象的でした。
片や舞い上がって変な風に覚醒し勝手に探偵役を始めて周りから引かれてしまい、
片や現実の殺人という事態にドン引きし意気消沈してしまうという、
確かに実際ミステリ好きが事件に遭遇したら一対九くらいの割合でそうなっちゃうだろうなと想像してしましました。

あとボンクラ風青年のボンクラなようで実は色々考えてはいるけどやっぱりボンクラというキャラクターも面白かったです。

ただ個人的には、本作の探偵役たちの推理はどれもいかにもすぐ覆されそうな、最後の真相のかませ犬的雰囲気を漂わせていたのでやや物足りなかった気がします。
できれば一旦は「なるほど」と信じさせてから覆してほしかった。
ただ充分面白かったので買って損は無い作品でした。
私雨邸の殺人に関する各人の視点 Amazon書評・レビュー: 私雨邸の殺人に関する各人の視点より
4575246239

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