夢伝い
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あらすじ
孤独を愛する人気作家が突然の断筆宣言。担当編集者は作家の住む地方へひとり、向かった。作家を脅かすものを探しに――(「夢伝い」)。地球に近づいてきた惑星、現れた女遍路――。四国に戻って来た私は、40年前の午後を思い出していた(「送り遍路」)。自らの胎内で卵を孵すセグロウミヘビ。海洋生物マニアの男は「彼女」を手に入れてから生活が一変し……(「卵胎生」)。未知のウイルス性感染症が蔓延した後、「新しい世界」の幕が開けた。男は都心から自然豊かな土地に移住を決め、恋人とはリモートで関係を深めていたが……(「果て無き世界の果て」)など、昭和から現代までを舞台に、日常に潜む怪異や心理の歪みから生まれる怪奇を描いた全11話を収録。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
夢伝いの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
夢伝いの総合評価:
7.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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⛰️「果てなき世界の果て」‥‥‥この現実とは別の〈架空の世界〉をモチーフにした話。これが全くのウソ話だと笑えなくなっている昨今の世の中。ゾクリとしました。
⛰️「満月の街」‥‥‥砂男やら砂女やらが出てくる話、なんちて(まあ、全くのウソじゃない)。ある特別の時だけ、異界につながる道が現れる、というところが好きです。
⛰️「母の自画像」‥‥‥こういう〈並行宇宙〉いうんですか、この世界のすぐ近くに、こことよく似た、しかし決定的に違っている世界があるって、そういう設定の話。「果てなき世界の果て」同様、この手の話に弱いのです。
〈水〉にまつわる話もいくつかありました。なかでは、「卵胎生(らんたいせい)」の話が良かったです。ぬるりとした話の感触は、決して気持ちいいものではないんだけど、なんつうか、懐かしいホラーに接した心地よさがあって、いいなと。
収録作品ならびに初出(すべて、『小説すばる』誌)の年月号は、以下のとおりです。
「夢伝い(ゆめづたい)」 2020年9月号
「水族(すいぞく)」 2020年4月号
「エアープランツ」 2009年11月号
「沈下橋(ちんかばし)渡ろ」 2021年8月号
「愛と見分けがつかない」 2021年3月号
「卵胎生(らんたいせい)」 2021年11月号
「湖族(こぞく)」 2010年2月号
「送り遍路」 2012年8月号
「果てなき世界の果て」 2021年6月号
「満月の街」 2008年7月号
「母の自画像」 2020年12月号
あと、単行本表紙カバーの写真ならびに装幀が、この作品集の肌触りにマッチングしていて良いなと思いました。