蝶の眠る場所
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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テレビの報道キャスターでもある著者のデビュー作。報道記者としての経験を生かした、社会派ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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めぐる因果を中心に据えた物語で、人と事件の関係もわかりやすく、面白かったです。 事件と事件が結びついたときには、「そういうことだったのか…」と思いました。 ただ、重要人物の中にひとりふたり、不自然なほど、話の展開に都合のいい言動をする人がいて、気になりました。 | ||||
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死刑の唯一最大の欠点である冤罪を取り扱っている。 大事な人を殺された復讐を、代わりにやってくれるのが死刑制度である。 ここに異論はないだろうが、間違って無実の人を殺してしまうのが冤罪の怖いところである。 作中では、被害者、加害者とその家族を巻き込んで展開する。 何十年にもわたる冤罪が晴れたあとには、公権力のただの暴力だけが横たわる。 その怖さがミステリーの面白さと相まって描かれている。 冤罪が晴れて、真犯人が見つかることは稀である。 冤罪死刑は、被害者家族にとっても梯子を外されるようなものであり、誰の得にもならない。 そう考えると、死刑制度がいいものかどうか首を捻らざるを得ない。 | ||||
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新聞だったか本の雑誌だったかで褒められていたので読んだのだが、途中から「ちょっと無理があるんじゃないかな」と思い、その「真相」にも心が動かされなかった。自分の評価の是非を確認するため、アマゾンのレビューを読んで驚いた。2022年7月時点で星4.5の高評価。 ある方のレビューを読んで納得。高評価レビューされている方々が”尋常ではない”状況のようですね。最後まで読むことはできたし、星2か3か微妙なところなのだが、現状の高評価レビューを是正するため、星2とさせて頂きます。 | ||||
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作者は報道番組のキャスターを務める女性。その実力を遺憾なく発揮している。幾重にも織りなされたストーリー展開に通底するのは、浮き彫りにされた人の醜さだけではなく、慈しみや優しさに満ちた生きる希望でもある。 ネタバレになるので書けないが、個人的に感じていたことの裏付けとなる考え方も示されていて為になった。場面場面で示されるテーマがそれぞれ重要な社会的意義を持っていて、都度立ち止まり考えさせられる。 一気に読み終えたのだが、そう言う意味では、階段の踊り場で何度も休み休みの一気だったと言える。 とても良かった。 | ||||
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報道番組キャスターのデビュー作とは思えないストーリーと文章で、面白くて一気に読みました。冤罪や死刑制度を考えさせられましたが、それ以上に、親と子の愛情、家庭内暴力、里親制度など家族とは何かを問題提起しているように感じました。映画化されるのを期待しています。 | ||||
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