穴の町
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
穴の町の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
穴の町の総合評価:
9.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
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個人的にこの本が面白いと思ったのは、こうして消えていく町の中でも、(穴とともに消えてしまった人を除いて)ほとんどの町民が「まだ大丈夫」と居残る理由は、まだスーパーマーケットが開いているから、まだガソリンスタンドは開いているから、というところ。
近代まで(今でも?)であれば、町のコミュニティは宗教施設に支えられていた。教会、モスク、神社仏閣など。コミュニティの中心の宗教施設が平常運転であれば、いささかの問題があろうとコミュニティは存続する、と人々は信じる。
現代において、スーパーマーケットやガソリンスタンドといった、毎日開いていて人々に物資を供給するチェーンの店がコミュニティのよりどころとなっていると解釈すると、これはオーストラリアの話だけではなく、世界的にも同様な事なのではないかと思えてくる。
日本ではおそらくコンビニと宅配業者(クロネコとか佐川とか他もろもろ)がその役割を担っているのだろう。コンビニさえ普通に稼働していれば、注文したものが自宅に届けば、多少の問題があろうと、別にそのエリアから出ていく必要を感じない。
不条理な話とはいえ、笑わせるところも多くあり、面白く読めた。 星4つは、少しカフカ過ぎる感があるため。カフカから突き抜けたようなエンディングがあってもよかったかな?とは思う。