ボダ子

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種別
長編
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あらすじ

2022年01月28日 ボダ子 (新潮文庫)

娘はボダ子と呼ばれた。ボーダーだからボダ子。ボーダーとは境界性人格障害と呼ばれる深刻な精神障害で、それは成長とともに軽快する障害だが、その一方で、成人までの自殺率が十パーセントを超えるという。またリストカットをはじめとする自傷行為も繰り返す――。消費者金融会社で辣腕をふるい、35歳で起業して、一時は年商十億円を超える会社の社長となった大西浩平。浩平には、3人めの妻との間に、一人娘がいた。だが、浩平の家庭を顧みない生活と母親からの虐待により、一人娘はボーダー(境界性人格障害)を発症、自傷行為を繰り返す。娘から目が離せない生活が始まり、やがて事業は破綻する。 東日本大震災の復興事業に起死回生の道を探る浩平は、娘と元妻とともに被災地へ向かう。被災地でのボランティア活動を通し、娘には笑顔が戻ってきた。そして浩平も、大きな金儲けの糸口を掴むが――。著者の実体験に基づく衝撃の作品。山本周五郎賞候補作となり、「候補作の中では最も文学的魅力を感じた」「圧倒的筆力」とも選評された。また、文庫化に伴い作者の後日談を含む「文庫版あとがき」を収録。(「BOOK」データベースより)

評判

ボダ子の評価:

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ボダ子の総合評価:

7.80/10点 レビュー 40件。

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No.40
(3pt)

自叙伝的転落の軌跡

家庭を顧みず、仕事に専心し成功を手にした主人公。妻や子供との破綻した生活も何のその、我が世の春を謳歌していたものの、やがてすべての歯車が狂い始める…。

読者は、破天荒を通り越して人でなしに近い男の転落人生を見つめることとなる。ボダ子は、境界性人格障害=ボーダーを表しており、主人公が唯一心を砕く娘のことだ。

(一応)本妻がいながらも、起死回生をかけて震災復興事業に取り組むために、東北の地に降り立った主人公と娘、そして娘の母親(つまり元嫁)。作業員からのいじめを受けながら現場仕事をこなし、秘めたる一発逆転の大仕事!…のはずが…。

転居により調子が上向いた娘の様子が、主人公の運気と共に下り坂。危険な女に手を出して、さらなるピンチを招き、泥沼状態に陥っていく。主人公は、なかなかに下衆な男ではあるが、自業自得とは言えツキのなさには同情してしまう。まさに転落の軌跡。

本作品は、どうやら作者がデビューする前の実体験に基づいているようだ。やらかしが赤裸々に語られているだけに、厭な気分が拭いきれない。娘視点の作品があるようだが(『女童』)、当分手が出そうにないな。
ボダ子 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ボダ子 (新潮文庫)より
4101035814
No.39
(3pt)

自叙伝的転落の軌跡

家庭を顧みず、仕事に専心し成功を手にした主人公。妻や子供との破綻した生活も何のその、我が世の春を謳歌していたものの、やがてすべての歯車が狂い始める…。

読者は、破天荒を通り越して人でなしに近い男の転落人生を見つめることとなる。ボダ子は、境界性人格障害=ボーダーを表しており、主人公が唯一心を砕く娘のことだ。

(一応)本妻がいながらも、起死回生をかけて震災復興事業に取り組むために、東北の地に降り立った主人公と娘、そして娘の母親(つまり元嫁)。作業員からのいじめを受けながら現場仕事をこなし、秘めたる一発逆転の大仕事!…のはずが…。

転居により調子が上向いた娘の様子が、主人公の運気と共に下り坂。危険な女に手を出して、さらなるピンチを招き、泥沼状態に陥っていく。主人公は、なかなかに下衆な男ではあるが、自業自得とは言えツキのなさには同情してしまう。まさに転落の軌跡。

本作品は、どうやら作者がデビューする前の実体験に基づいているようだ。やらかしが赤裸々に語られているだけに、厭な気分が拭いきれない。娘視点の作品があるようだが(『女童』)、当分手が出そうにないな。
ボダ子 Amazon書評・レビュー: ボダ子より
4103524812
No.38
(1pt)

嫌悪感

苦手なタイプの本でした。
女性には生々し過ぎる描写が多く、タイトルの『ボダ子』、境界性人格障害の娘についての深い考察や救済や治療、触れ合いの少ない荒涼とした親子の姿にこころが荒んだままの読了となりました。
実話に近いとありました。
被災地で色ごとにのめりこみ、問題を抱えて足掻く娘に無関心な父親に嫌悪感をおぼえ、胸が荒みました。
ボダ子 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ボダ子 (新潮文庫)より
4101035814
No.37
(1pt)

嫌悪感

苦手なタイプの本でした。
女性には生々し過ぎる描写が多く、タイトルの『ボダ子』、境界性人格障害の娘についての深い考察や救済や治療、触れ合いの少ない荒涼とした親子の姿にこころが荒んだままの読了となりました。
実話に近いとありました。
被災地で色ごとにのめりこみ、問題を抱えて足掻く娘に無関心な父親に嫌悪感をおぼえ、胸が荒みました。
ボダ子 Amazon書評・レビュー: ボダ子より
4103524812
No.36
(5pt)

引き込まれました。

ラジオで対談していたのを聞いて興味を持ち読みました。
内容から察するにかなり実話に近いみたいです。

あとがきにも100%実話ですと書いてますが、そのすぐ後に方便ですみたいなことも書いてますよね。

泰子の件、さすがにあれはフィクションですよね?
じゃないとあまりに泰子さんが可愛いそ過ぎます。
ボダ子 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ボダ子 (新潮文庫)より
4101035814

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