無痛の子
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あらすじ
手負いの女刑事が謎に迫る傑作サスペンス!自宅のベッドで殺された女性の遺体からは、小さな皮膚片がいくつも剥がされ、持ち去れていた。現場を検証していたボストン市警殺人課の女刑事D・D・ウォレンは、何者かの気配を感じたはずみに階段から転落し、左肩に大怪我を負う。リハビリ中、ペインコントロールのためにクリニックを訪れたD・Dは、精神科医の女性アデラインに出会う。先天性無痛性であるが故に「痛み」を専門にした、という彼女。その矢先、第二の事件が発生した。ふたつの事件の類似性を辿ると、やがて40年以上前の連続殺人事件が浮かび上がる。その犯人はアデラインの実父であり、さらに彼女の姉もまた14歳で初めての殺人を犯し服役中だったーー。大好評D・D・ウォレンシリーズ『棺の女』の前日譚。残酷な運命の下に生まれた女医と、執念を燃やす手負いの女刑事のドラマティックすぎる傑作サスペンス!(「BOOK」データベースより)
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評判
無痛の子の評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
無痛の子の総合評価:
8.33/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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シリーズとしては、D.D.ウォレンが主人公だと思うが彼女の行動は三人称で記述されていて、本作でのゲストスター(?)が無痛症の女医アデラインが一人称で記述されてるという珍しい構成。それが本作ではうまくはまっている。場面展開が自然に頭へと入ってくる。さて、それにしても無痛症がもつ特性を生かして痛み専門の医師となったアデラインの生い立ちと、負傷して肩を痛めているD.Dとの関係性が対立軸になっているだけでなくて、アデラインと殺人で服役している姉との関係性も言わば横の糸のように、新しい連続殺人事件を浮き彫りにしていくのだけど、その流れがきちんとした捜査から(つまり、刑事の勘とかじゃなくて)洗い出されていく過程は十分に楽しめてた。
実はウィルトレントシリーズを読んでいるので、カリン・スローターと著者をどうしても比べてしまうんだけど、個人的にはリサ・ガードナーが描く夫婦の姿の方がいいな。娘と母とか姉妹とかの描き方でも女流作家と言う言葉ではくくってはいけないとよくわかった気がする。本作の登場人物だけではなくて、著者の生い立ちすらも作品には影響するんだろうとふと思った。