レスター・リースの冒険
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ヒューズのガードナー伝についている編年式全作品リスト(ルス ムーア作)に基づきレスター リースものの完全リストを作ろうかな、と思っていろいろ調べていたら、FictionMags Indexという古いUSA雑誌の目次が網羅されているHPがありました。雑誌の表紙も全号分が掲載されていて非常に楽しいです。ムーアがDetective Fiction Weekly1929年夏頃?と記載していたA Sock on the Jawはどうやら存在せず、逆にムーアのリストで漏れている1作(Vanishing Shadows, D.F.W. 1930-2-8)が見つかりました。レスター リースものは全部で65作、1929-2〜1943-7の登場です。レスター リースは人気が高かったらしく、掲載号ではほぼ必ず表紙になっていてLester Leithの文字が入っています。当時のリースのイメージがわかるのでFictionMags Indexの表紙絵はファン必見ものです。さて、本書には以下の4中編が収録、いずれも楽しい紳士怪盗ものです。(#付きの数字はリースものの掲載順通し番号) #23 The Candy Kid (Detective Fiction Weekly, March 14, 1931) #64 Something Like a Pelican (Flynn's Detective Fiction, January 1943) [aka Lester Leith, Financier] #51 The Monkey Murder (Detective Story, January 1939) #58 A Thousand to One (Detective Fiction Weekly, October 28, 1939) [aka Lester Leith, Impersonator] | ||||
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本書に収録されているのはいずれもDetective Fiction Weeklyに掲載されたものですが49作目(1936-3-21)を最後にシリーズ第1作目から続いた同誌への掲載が一時中断し、50作目(1938年12月号)から56作目(1939年8月号)までStreet&Smith's Detective Story誌がリースものを掲載します。ところが57作目(1939-9-16, 本書に収録)は雑誌表紙の最上部に大きく"Lester Leith is Home Again!"と書かれ、Detective Fiction Weeklyに再び掲載されました。(これ以降62作目(1941-3-29)まで同誌に掲載、1941年に63作目掲載のDetective Fiction誌及び64作目と65作目<最終話>を掲載したFlynn's Detective Fictionは同誌の後継誌) この時期Detective Fiction Weeklyは表紙の雰囲気を変えたり週間から隔週刊、月刊に変わったり版元が変わったりタイトルを変えたりと台所事情が苦しかったのがうかがえますが、1938年の突然の掲載誌変更にはどんな事情ががあったのか気になります。(ガードナー自身が長編にシフトした時期でもありパルプ雑誌への寄稿自体は減っているのですが…) さて、本書には以下の5中編が収録、いずれも楽しい紳士怪盗ものです。(#付きの数字はリースものの掲載順通し番号) #19 In Round Figures (Detective Fiction Weekly, August 23, 1930) #33 The Bird in the Hand (Detective Fiction Weekly, April 9, 1932) #57 Lester Leith, Magician (Detective Fiction Weekly, September 16, 1939) [aka The Hand Is Quicker Than the Eye] #2 A Tip from Scuttle (Detective Fiction Weekly, March 2, 1929) #62 The Exact Opposite (Detective Fiction Weekly, March 29, 1941) | ||||
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E・S・ガードナーを好む父の本棚で見つけた作品です。彼の作品というと、ドラマ化もしている弁護士ペリィ・メイスンシリーズが有名ですが、私は怪盗レスター・リースの方により魅力を感じます。キャラクター的にも、特に女性に訴えかけるものがあるかも。レスター・リースはいわゆる義賊で、泥棒相手にしかお仕事しません。始まりはいつも新聞記事から。執事に読ませた記事から謎を孕んだ事件を推理し、チェスでもしているかのような優雅さで、狙った獲物を泥棒から横取りしてしまいます。彼をマークする刑事や、更には執事として入り込んでいる警察のスパイまでが間近で目を光らせる中、鮮やかに。一見なんの意味もなさそうな行動や品物が、パズルのピースのようにはまっていくラストは読んでいて小気味いいほど。短編集なので、コーヒーブレイク時におすすめ。さらりと楽しめます。 | ||||
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E・S・ガードナーを好む父の本棚で見つけた作品です。 彼の作品というと、ドラマ化もしている弁護士ペリィ・メイスンシリーズが有名ですが、私は怪盗レスター・リースの方により魅力を感じます。 キャラクター的にも、特に女性に訴えかけるものがあるかも。 レスター・リースはいわゆる義賊で、泥棒相手にしかお仕事しません。 始まりはいつも新聞記事から。執事に読ませた記事から謎を孕んだ事件を推理し、チェスでもしているかのような優雅さで、狙った獲物を泥棒から横取りしてしまいます。彼をマークする刑事や、更には執事として入り込んでいる警察のスパイまでが間近で目を光らせる中、鮮やかに。 一見なんの意味もなさそうな行動や品物が、パズルのピースのようにはまっていくラストは読んでいて小気味いいほど。 短編集なので、コーヒーブレイク時におすすめ。さらりと楽しめます。 | ||||
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