(短編小説)
ブルターニュの城
- レディ・モリーの事件簿 (12)
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"レディ"は、白人の貴族階級に属する夫人·令嬢の名前につける称号で、この本の原題"Lady Molly of Scotland Yard"は、"スコットランドヤード(日本で言ったら警視庁?)のモリー伯爵令嬢"ということになって、このタイトル自体が、"なんでイギリスの金持ち貴族の娘がスコットランドヤードにいるんだ?"という、かなり異例の設定を表しているんだと思います。 ……その謎は、本書の最後の二編の話で、で説明されています。 ……本書は12編の短編からなり、それぞれの短編の中で、レディ·モリーの活躍が描かれていますが、推理小説としても、書かれた年代がかなり古い……推理小説の黎明期に書かれた話なので、被害者が別人に仕立て上げられるとか、砂の入った袋を殺人に利用して、後で砂はそこらに撒いて、犯行がバレないようにするとか、今なら使い古されたトリックになってるようなのが出てきて、その意味でも"古典"という感じがします。……それと、レディ·モリーの推理が、何を根拠にそう考えたかという部分の説明がなくて、読んでいて、納得出来ない部分が多い。……こういうトリックを使えばこういうふうに犯罪をごまかせるというアイデア集みたいな印象を受けました。……最後の方は、イギリスの貴族階級(作者=バロネス・オルツィは、ハンガリー出身の貴族の女性ですが、大人になってからはずっとイギリスにいたらしい)が、日常的に現を抜かしているであろうところのラブロマンスが要素として入って来て、"大甘な"展開になります。……いろんな意味で、推理小説黎明期を象徴する"古典"と言っていいんじゃないかと思います。 | ||||
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一番面白いのは、この本が現実社会を変えたということです。 現在でも男性社会があちこちにはびこっていますが、警察機構に女性がいなかった時代に 女性を警察に投入した鮮やかな事件解決です。 又、「ホームズのライヴァルたち」と、あるように、「変装」は、オリジナルではないと思いますが、 女性特有の有利性もそこには表れています。 | ||||
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「隅の老人」で知られる、バロネス・オルツィが書いた女性刑事レディ・モリーもの突然、警察に就職して刑事になったレディ・モリーはその卓抜した推理力によって、出世街道をひた走ります。女性が書く女性として、卓越した人間像が出来上がり女性ならではの推理力で事件を解決する何が彼女をここまで仕事に邁進させるのかは最後の事件で明かされます。エラリー・クイーンも「犯罪の中のレディたち」で彼女を取り上げています。 | ||||
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「隅の老人」で知られる、バロネス・オルツィが書いた 女性刑事レディ・モリーもの 突然、警察に就職して刑事になったレディ・モリーは その卓抜した推理力によって、出世街道をひた走ります。 女性が書く女性として、卓越した人間像が出来上がり 女性ならではの推理力で事件を解決する 何が彼女をここまで仕事に邁進させるのかは 最後の事件で明かされます。 エラリー・クイーンも「犯罪の中のレディたち」で 彼女を取り上げています。 | ||||
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