逃切

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種別
長編
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あらすじ

1999年02月01日 逃切 (創元推理文庫)

元調教師ギャリスンと仲間たちが狙うのは競馬場の金庫室に唸る現金二百万ドルだ。だが、大レースを目前に控えた支配人キリガンは、場内に厳重な警備体制を敷いている。果たしてギャリスンに勝算は? 競馬場に集まる人間たちの思惑と欲望、そして大胆で緻密な強奪計画とその意外な顛末を描いた、才気あふれる競馬ミステリ!(「BOOK」データベースより)

評判

逃切の評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

逃切の総合評価:

7.33/10点 レビュー 3件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(8pt)

フランシスの競馬シリーズではない。

題名と表紙と内容紹介文を読めば正にディック・フランシスの競馬ミステリを想起させるが、作者はクーンツである。
内容はそれぞれ個性を持つ主人公率いる犯罪グループの中に裏切者がいたり、かつての栄華の復活を願う一見完璧な破滅型経営者がいたり、筋金入りのベテランガードマンがいたり、そして二重三重に起こる事件の数々を配したりとこれでもかこれでもかと読者を愉しませようとする旺盛ぶり。しかも競馬の事を詳細に描くのだから抜け目がない。
つくづく器用な作家だ、クーンツは。

Tetchy
WHOKS60S

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2
(3pt)

もう少し、ミステリの要素が欲しかった

スティーヴン・キングと並び賞されるモダン・ホラー小説家−−ということは知りながらも、これまで読んだことのなかった著者の作品。
本作品は、デビュー間もない1974年に発表された、「競馬ミステリ」。

米・ペンシルベニア州にある「センチュリー・オークス競馬場」。
競馬界に復讐心を抱く、元調教師エドガー・ハリスンは、恋人のアニイ・シャレッドのほか、4人のプロの強盗、そして、ヘリコプター操縦士と手を組み、5月の週末に開催される「スイープステイクス」の賭け金数百万ドルの強奪を目論んでいた。
一方、競馬場の支配人ジャック・キリガンは、酒量が増加し、かつてのように酒で失敗して、失職するのでは、という恐れを抱きながらも、慌ただしい毎日を送っていたのだが…。

肝心のモダン・ホラー系の作品を読んだことがないので、何とも言えないのですが、多彩な登場人物を描き分け、ストーリーを紡ぎ出していくところは、さすがにベストセラーを生み出す力量を感じさせるものでした(現代の言葉で言うと、「キャラが立っている」ということでしょうか…。)

しかし、競馬場からの現金強奪という設定から期待してしまうのは、「どんな手口で?」というハウ・ダニットと、どんな意外な結末が待っているのか、という点でした。
つまり、「ミステリ」としての要素に注目していたのです。

でも、その点については、あまり満足は出来ませんでした。
何しろ、事件が起きるのが、全体の4分の3を過ぎたところからで、なかなか計画実行に及ばない。
しかも、その手口は、特別工夫されたものとは思えず、長編のネタとしては弱いな…という印象を受けました。
また、いわゆる「伏線の妙」というものも感じられない。

やはり、評価されているモダン・ホラー系の作品を読むべきだったか、と少々残念な気持ちが残ります。
逃切 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 逃切 (創元推理文庫)より
4488193056
No.1
(4pt)

クーンツ唯一の競馬ミステリとして、考え付く競馬ネタを全てぶちこんだ傑作

やべっ!競馬ミステリの本家、
ディック・フランシス の『興奮』 の4倍面白い!
小説は工夫を凝らしたプロットと、キャラ立ちが要だと再認識しました。
センチュリ・オークスに200万ドル以上の金が集まる土曜日に向けて、
強盗団、詐欺師、放火魔、競馬必勝法を見つけたギャンブラーたちの野望が錯綜する。
守り手の支配人や、競馬業界私設警察も目を光らす。
複数対複数の戦いに勝利するのは誰だ!?
クーンツは必ず愛と正義が勝つというパターンだが、
強盗団のボスが主人公なので、
結末がどうなるか全く予測出来ません。
ホラー作家としてはネタ被りクーンツだが、
唯一の競馬ミステリとして、考え付く競馬ネタを全てぶちこんだ傑作。
このレベルの競馬ミステリを量産出来ていたら、
競馬ミステリの第一人者は、ディック・フランシス ではなくて、
クーンツになっていたと思う。
逃切 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 逃切 (創元推理文庫)より
4488193056
No.0
(3pt)

もう少し、ミステリの要素が欲しかった

スティーヴン・キングと並び賞されるモダン・ホラー小説家−−ということは知りながらも、これまで読んだことのなかった著者の作品。
本作品は、デビュー間もない1974年に発表された、「競馬ミステリ」。

米・ペンシルベニア州にある「センチュリー・オークス競馬場」。
競馬界に復讐心を抱く、元調教師エドガー・ハリスンは、恋人のアニイ・シャレッドのほか、4人のプロの強盗、そして、ヘリコプター操縦士と手を組み、5月の週末に開催される「スイープステイクス」の賭け金数百万ドルの強奪を目論んでいた。
一方、競馬場の支配人ジャック・キリガンは、酒量が増加し、かつてのように酒で失敗して、失職するのでは、という恐れを抱きながらも、慌ただしい毎日を送っていたのだが…。

肝心のモダン・ホラー系の作品を読んだことがないので、何とも言えないのですが、多彩な登場人物を描き分け、ストーリーを紡ぎ出していくところは、さすがにベストセラーを生み出す力量を感じさせるものでした(現代の言葉で言うと、「キャラが立っている」ということでしょうか…。)

しかし、競馬場からの現金強奪という設定から期待してしまうのは、「どんな手口で?」というハウ・ダニットと、どんな意外な結末が待っているのか、という点でした。
つまり、「ミステリ」としての要素に注目していたのです。

でも、その点については、あまり満足は出来ませんでした。
何しろ、事件が起きるのが、全体の4分の3を過ぎたところからで、なかなか計画実行に及ばない。
しかも、その手口は、特別工夫されたものとは思えず、長編のネタとしては弱いな…という印象を受けました。
また、いわゆる「伏線の妙」というものも感じられない。

やはり、評価されているモダン・ホラー系の作品を読むべきだったか、と少々残念な気持ちが残ります。
逃切 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 逃切 (創元推理文庫)より
448819303X
No.-1
(4pt)

クーンツ唯一の競馬ミステリとして、考え付く競馬ネタを全てぶちこんだ傑作

やべっ!競馬ミステリの本家、
ディック・フランシス の『興奮』 の4倍面白い!
小説は工夫を凝らしたプロットと、キャラ立ちが要だと再認識しました。
センチュリ・オークスに200万ドル以上の金が集まる土曜日に向けて、
強盗団、詐欺師、放火魔、競馬必勝法を見つけたギャンブラーたちの野望が錯綜する。
守り手の支配人や、競馬業界私設警察も目を光らす。
複数対複数の戦いに勝利するのは誰だ!?
クーンツは必ず愛と正義が勝つというパターンだが、
強盗団のボスが主人公なので、
結末がどうなるか全く予測出来ません。
ホラー作家としてはネタ被りクーンツだが、
唯一の競馬ミステリとして、考え付く競馬ネタを全てぶちこんだ傑作。
このレベルの競馬ミステリを量産出来ていたら、
競馬ミステリの第一人者は、ディック・フランシス ではなくて、
クーンツになっていたと思う。
逃切 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 逃切 (創元推理文庫)より
448819303X

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