この町の誰かが
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
この町の誰かがの評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
この町の誰かがの総合評価:
8.00/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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ここで思いもよらぬ凄惨な殺人事件が起こる。捜査に当たるのは、これといって切れ味もなく、平凡な警察署長。そして彼の捜査を中心に関係者たちの生活が大きく揺らぎ、そしてその儚いコミュニティは広がりゆく疑心暗鬼(この町の誰かが)、とともに崩壊をしていく。
平時は覆い隠されていた隣人への確執、差別意識、秘めたる様々な問題が晒されていく。物語は、インタビューを基とした、ドキュメントの断片のジグゾーパズルであり、多人数による視点であり、当然ながら正確性や真実性は担保されないものとなる。
犯人捜しの興味よりは、田舎町という典型的なコミュニティが脆くも崩壊する様があまりにも生々しく空恐ろしい。書かれたのは相当前の話ではあるが、現在でもノンフィクションとしても通じるほどのリアリティがある逸品だ。読後には問題解決の爽快感より、得も知れない不安感のほうが強い。
例によって、よく練られた最後の一言の切れ味が鋭い。
写実的なので、レトロアメリカ風味でドラマ化されてもおもしろいと思うんだけどなあ。