中野のお父さん
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あらすじ
体育会系な文芸編集者の娘&定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、出版界に秘められた《日常の謎》!□「応募してませんよ、わたしは」新人賞最終選考に残った候補者からの思いがけない一言は?(夢の風車)□「実は、扱いに困っている手紙がありましてね」ある大物作家に宛てた女性作家の手紙には愛の告白が?(幻の追伸)□「わたしは殺人事件の現場に行き合わせることになったわけです」定期購読者の話を聞いているうちに思いもよらない事態に?(茶の痕跡)ほか、大手出版社の文宝出版を舞台に繰り広げられる8つのミステリーの推理の結末やいかに……。〈円紫さんと私〉〈覆面探偵〉〈ベッキーさん〉シリーズほか、多くのファンを唸らせてきた名手による、新たな名探偵コンビが誕生。(「BOOK」データベースより)
評判
中野のお父さんの評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
中野のお父さんの総合評価:
7.93/10点 レビュー 14件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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子どもが持ち込んできた事件のあらましを聞いて、その謎を親が解決するという話は、都筑道夫の「退職刑事」や、ジェイムズ・ヤッフェの「ママは何でも知っている」と言ったミステリが有名ですが、本書も同じような傾向(安楽椅子探偵もの)の話になっています。
ただ、それらの二作と違うところは、殺人事件の犯人探しでは無く、日常の謎を扱っていると言うところです。
出版社につとめる娘が持ち込んできた話を、あっという間に解決してしまう(作者が創った謎を作者が解くのだから当たり前)のは良いとしても、その話が発端となって、思いもかけない広がりを見せてくれるというのは、読んでいて大変楽しくなります。
特に、「闇の吉原」には、感心してしまいました。
「闇の夜は吉原ばかり月夜哉」と言う俳句の、切る場所で意味が違ったり、接続詞が変われば大きく意味が変わったりするという話は、興味を引くものでした。
この話は、泡坂妻夫さんの短編集「煙の殺意」に収録されている「椛山訪雪図」(未読です)でも扱われていると言うことなので、この際に読んでみたくなりました。
ただ、一話ずつの話が短いので、何か物足りなさを感じてしまいますが、読後感は悪くありません。むしろ、シンプルな謎なので、話しもわかりやすく、いろんな人に受け入れられるのではないでしょうか?
ただ、この表紙の絵はいただけません。
シャレじゃ無いですが、この表紙を見て、拍子抜けをしてしまい、一度は購入するのを躊躇したほどです。
感想では無いですが・・・、
本を読むときにはほとんどの場合、主人公の視点で読んでいくことが多いのですが、読み進めていく内に、いつの間にか主人公の父親に感情移入して、読んでしまっていました。
好きな本について語り合える娘が居たら、楽しいでしょうね・・・。