道徳の時間
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あらすじ
ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。現場には『生物の時間を始めます』『体育の時間を始めます』といったメッセージが置かれていた。そして、地元の名家出身の陶芸家が死亡する。そこにも、『道徳の時間を始めます。殺したのはだれ?』という落書きが。イタズラ事件と陶芸家の殺人が同一犯という疑いが深まる。同じ頃、休業していた伏見のもとに仕事の依頼がある。かつて鳴川市で起きた殺人事件のドキュメンタリー映画のカメラを任せたいという。十三年前、小学校の講堂で行われた教育界の重鎮・正木の講演の最中、教え子だった青年が客席から立ち上がり、小学生を含む300人の前で正木を刺殺。同期も背景も完全に黙秘したまま裁判で無期懲役となった。青年は判決に至る過程で一言、『これは道徳の問題なのです』とだけ語っていた。証言者の撮影を続けるうちに、過去と現在の事件との奇妙なリンクに絡め取られていくが、「ジャーナリズム」と「モラル」の狭間で、伏見はそれぞれの事件の真相に迫っていく。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
道徳の時間の評価:
5.60/10点 レビュー 5件。 D ランク
道徳の時間の総合評価:
5.83/10点 レビュー 36件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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江戸川乱歩賞受賞作であるが、選考会で評価が割れた上に修正されたとかナントカで、出版当時話題だったと記憶しています。
問題のクライマックスですが・・・本気で読んでいた人ほど、どんでん返しのダメージを受けるでしょうね。読後に深呼吸した後「あー、やられたわ」と思うか「なにこの肩透かし」とガッカリするか、確かに賛否両論になりそうな展開でした。私はこいういうパターンが大好きなので、全てがひっくり返った瞬間「ムフフ」とニヤけてしまったのですが、実は似たような本と映画を見たばっかりなので、ちょっと感激は薄れてしまったかもしれません。
あと、頑固で反骨精神旺盛なのをアピールしている主人公が、映像や音声証拠も押さえずチンピラの恐喝に金を払ったり、変なところで優柔不断ぶりを発揮するところなど、キャラ設定が安定していないチグハグさが気になりました。ストーリー上必要な行動ではあるのですが、そのせいでご都合主義っぽさがにじみ出て、非常に残念。このブレのせいなのか、物語は余韻を味わう・・・という表現には届かない、ちょっとボヤけた終わり方をします。
このモヤモヤ感から、真相を解明した主人公が、ジャーナリスト魂でガツンと一撃をブチかますifストーリーを求めてしまう。