殺人鬼にまつわる備忘録(記憶破断者)

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種別
長編
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あらすじ

2018年10月10日 殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)

見覚えのない部屋で目覚めた田村二吉。目の前に置かれたノートには、「記憶が数十分しかもたない」「今、自分は殺人鬼と戦っている」と記されていた。近所の老人や元恋人を名乗る女性が現れるも、信じられるのはノートだけ。過去の自分からの助言を手掛かりに、記憶がもたない男は殺人鬼を捕まえられるのか。衝撃のラストに二度騙されるミステリー。(「BOOK」データベースより)

評判

殺人鬼にまつわる備忘録(記憶破断者)の評価:

7.00/10点 レビュー 3件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

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殺人鬼にまつわる備忘録(記憶破断者)の総合評価:

7.77/10点 レビュー 30件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(8pt)

殺人鬼にまつわる備忘録(記憶破断者)の感想

面白いです!
記憶が保たない主人公と記憶を操れる殺人鬼の対決がメイン。
最終決着まで楽しく読める、いいストーリーだと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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しん
WCNZKBHI
No.1
(7pt)

殺人鬼にまつわる備忘録(記憶破断者)の感想

著者作品はSF寄りの記憶をテーマにした作品がいくつかありますが本書はその1つ。

・前向性健忘により記憶が保てない主人公
・触れた相手の記憶を操作できる殺人鬼
この2人の衝突の物語。

まず殺人鬼の行動や言動が胸糞過ぎて気分が悪くなりました。暴力から殺し、洗脳、日常の人々に対しての強烈な悪です。白昼堂々犯罪を行っても周りにいる目撃者の記憶を改ざんし自由に活動する倫理破壊。気分が悪くなりますが、ホラー文学として気持ち悪くなる文章や物語が巧いなという感想も得ました。苦手な人は苦手な話が多いです。

対して、記憶が保てない主人公。目覚めた所から物語は始まり、枕元に置かれたノートには自分の記憶障害と、"殺人鬼と戦っている"というメモが残されている。状況の混乱や疑心暗鬼、一方、慎重な言動や推測など頭を働かせる様が面白く読めました。

殺人鬼にどう挑むのか。悪との遭遇のサスペンスとして、不安な気持ちを抱えたまま最後まで一気に読めた面白い作品でした。
同じ主人公・田村二吉が登場する未読の別作品がある為、いつか追って読もうと思いました。

egut
T4OQ1KM0

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.27
(3pt)

(ジョジョ+彼岸島)÷2

■シチュエーションが面白い!簡単に読めページがどんどん進んでいく!敵役との読みあい、駆け引きも知的好奇心を刺激される!ジョジョ要素

■一方で突っ込みどころ満載!ご都合主義も否めない…彼岸島要素

以上、個人的な感想でした。面白い作品をありがとうございました!
殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)より
4344427920
No.26
(5pt)

記憶は信頼できない、というテーマ

記憶は信頼できない、ということを、より積極的に記憶を信頼できないものにしてしまう男の登場によりホラーのレベルにまで仕立て上げたミステリでしょうか。

主人公の不安定な状況が無敵とも思える犯人を追い詰めていく過程は実に巧妙で楽しめました。
また、ようやく解決された途方もないスケールの事件の外側に、主人公にとってはさらに大きな事件が待っているという結末はただのどんでん返しではなく、物語中の未消化の謎が最後に伏線として機能し始めるという緻密な構成となっていて舌を巻きます。

しかしこの物語を読んでいて何より恐ろしいと思ったのは、物語序盤のコンビニや喫茶店の前の路上で行われた、犯人にとっては些細な犯行のシーンにおいてもこのままラストまで読み進められるか自信がなくなりかけるほど犯人へ嫌悪感を感じていたにもかかわらず、読み進めるほどにこの唾棄すべき犯人の行動に慣れ、眉を顰めながらも読了してしまった読者である自分自身の順応した事実、です。

そういえば、政治とか、上げ底のコンビニ弁当とか、有料のレジ袋とか、順応して鈍感になった経験の何と多いことか。

嗚呼恐ろしい。
殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)より
4344427920
No.25
(5pt)

お互いの事情を隠したステルスの戦い

記憶を留められない障害の主人公が特殊な殺人鬼と戦う物語。
毎回記憶を無くしてしまう主人公の目線で展開する物語で、まるで自分も記憶を無くしているかの様にいつも突然のはじめましてで始まる。
これまでの事はいつも記憶に無いし、眼の前の相手が敵なのか味方なのかもわからない。
ハラハラする展開と、まるで『アルジャーノンに花束を』のサスペンス版の様な、他人の目線に憑依したかのような体験は小説ならではなのだと思う。
紛れもなく名作と言える。

可能なら続編を読みたいが作者はもう亡くなられて居るという悲しみ。
殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)より
4344427920
No.24
(5pt)

捻りの利いた名作

「短時間しか記憶が持たない」という障害を持った人物を語り手に、、、という設定は、筆者の晩年の作品「未来からの脱出」に近いものがあるかと思います。
繰り返しが多く、会話がくどいという面はありますが、悪役の人物像、設定を利用したひねりのうまさ、悪役との対決シーンなど、読ませどころの多い作品だと思います。
殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)より
4344427920
No.23
(1pt)

失望

著者(小林泰三)らしい、ひねりも残酷さもなく、普通のサスペンスでした。
小林泰三らしさを期待すると、失望させられる作品だと思いました。
殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)より
4344427920

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