レクイエム

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種別
長編
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あらすじ

1999年06月30日 レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

七月は灼熱の昼下がり、幻覚にも似た静寂な光の中、一人の男がリスボンの街を彷徨い歩く。この日、彼は死んだ友人や恋人、若き日の父親と出会い、過ぎ去った日々に舞い戻る。生者と死者の対話、交錯する現実と幻の世界。(「BOOK」データベースより)

評判

レクイエムの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

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レクイエムの総合評価:

8.73/10点 レビュー 11件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11
(5pt)

たくなる。

イタリア人作家、アントニオ・タブッキさんがポルトガル語で書いた本。
(日本語に翻訳されてるからあんま意味はないのかもしれないけれども。)
主人公が今は亡き詩人(タブッキさんが好きなポルトガルの詩人、フェルナンド・ペソアさん)とリスボンで待ち合わせの約束をしていて。待ち合わせ場所に行くまでの物語。

大好きな本の中の一冊。
この本の魅力は。
1. 出てくる食べ物や飲み物がすごくおいしそう。
2. 出てくる人物が明るい。
3. リスボンの町が丁寧に描かれていて散歩したくなる。
4. ビリヤードがしたくなる。
5. 美術館に行きたくなる。
というところです。

ところどころで、歴史的背景やら、詩人、ペソアさんの知識がないとわかりにくいところもあるのだけれども、小難しいところはなしにして。基本線としては非常に読み易いです。

題名がちょっと重そうだからあまり手にとる人もいないだろうけれども、実際、読んでみると文体としては軽い感じです。

特に料理に関しては本当においしそうな料理が出てきて、非常に食欲を刺激します。
たとえば。
フェイジョアーダ。
サラブーリョ。
パイナップル・スモル。(飲み物だけど。)
アロース・デ・タンボリル。
僕はぜーんぶ知らない料理ばかりなのだけれども。
小説の中で出てくる描写が上手なせいなのか。
すごく食べたくなります。

ついでにリスボンに行きたくなります。

というふうに、僕に〜させたくなる本として。
本当に大好きな本です。

夏のうだるような暑さの日に読むといっそういいかもしれません。
レクイエム Amazon書評・レビュー: レクイエムより
4560045917
No.10
(5pt)

面白い!

"ただ、声に出してそう言いたかった。みんな、さよなら。そして、おやすみ。もう一度、そう繰り返した。そして、わたしは頭をうしろに反らせ、月を見上げた"1991年発刊の本書はリスボンを舞台に繰り広げられる正者と死者の対話、交差する世界。良書。

個人的に『インド夜想曲』が面白かったので、本書も手に取りました。

さて、そんな本書はイタリアの作家にして、学生時代にリスボンを訪れた際に同国の国民的詩人、詩人フェルナンド・ペソアの作品に触れたことがきっかけで、ポルトガルに愛着を持ち、現在は学者としてもシエナ大学でポルトガル語および文学を教えている著者がポルトガル語で書いた一冊で。『インド夜想曲』と同じく、主人公の『わたし』が生死の別もさだかではない行方不明の友を尋ね、あるときはなりゆきまかせ、あるときには衝動にかられるままにリスボンの町を夏の日の正午から真夜中すぎまで移動しながら、様々な生者と死者との再会、そして表題の『レクイエム』通りに別れを告げていく姿が幻想的に描かれているのですが。

いやあ!面白い!カフカ的不条理さというか、特にエンタメ的な盛り上がりがなくても、こうした対話の場面が繰り返されるだけでも、ここまで引き込まれるのか!と心地よくポルトガルの地に没入させていただきました。

また、美術史好きとしては。作中の模写画家の披露するルネサンス期の奇想の画家、ヒエロニムス・ボスの作品が病院の霊的治療の用途を持っていたというエピソードにええ!と驚いたり。

素晴らしい翻訳の幻想小説として、またポルトガルはリスボンの地、料理に思いを馳せたい方にもオススメ。
レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560071306
No.9
(5pt)

面白い!

"ただ、声に出してそう言いたかった。みんな、さよなら。そして、おやすみ。もう一度、そう繰り返した。そして、わたしは頭をうしろに反らせ、月を見上げた"1991年発刊の本書はリスボンを舞台に繰り広げられる正者と死者の対話、交差する世界。良書。

個人的に『インド夜想曲』が面白かったので、本書も手に取りました。

さて、そんな本書はイタリアの作家にして、学生時代にリスボンを訪れた際に同国の国民的詩人、詩人フェルナンド・ペソアの作品に触れたことがきっかけで、ポルトガルに愛着を持ち、現在は学者としてもシエナ大学でポルトガル語および文学を教えている著者がポルトガル語で書いた一冊で。『インド夜想曲』と同じく、主人公の『わたし』が生死の別もさだかではない行方不明の友を尋ね、あるときはなりゆきまかせ、あるときには衝動にかられるままにリスボンの町を夏の日の正午から真夜中すぎまで移動しながら、様々な生者と死者との再会、そして表題の『レクイエム』通りに別れを告げていく姿が幻想的に描かれているのですが。

いやあ!面白い!カフカ的不条理さというか、特にエンタメ的な盛り上がりがなくても、こうした対話の場面が繰り返されるだけでも、ここまで引き込まれるのか!と心地よくポルトガルの地に没入させていただきました。

また、美術史好きとしては。作中の模写画家の披露するルネサンス期の奇想の画家、ヒエロニムス・ボスの作品が病院の霊的治療の用途を持っていたというエピソードにええ!と驚いたり。

素晴らしい翻訳の幻想小説として、またポルトガルはリスボンの地、料理に思いを馳せたい方にもオススメ。
レクイエム Amazon書評・レビュー: レクイエムより
4560045917
No.8
(5pt)

ラコステのポロシャツ

インド夜想曲と似ている幻想的な物語でした。

訳のせいなのか元々の文体のせいなのかはわかりませんが、
自分はこのレクイエムのほうがインド夜想曲よりも読みやすく、
食べ物や建物の描写、それに人びとの会話文もよく、とてもおもしろく感じました。

うだるような暑さのなか、ポルトガルの首都リスボンを
汗みずくになってさまよう主人公の姿が目に浮かびます。
レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560071306
No.7
(5pt)

ラコステのポロシャツ

インド夜想曲と似ている幻想的な物語でした。

訳のせいなのか元々の文体のせいなのかはわかりませんが、
自分はこのレクイエムのほうがインド夜想曲よりも読みやすく、
食べ物や建物の描写、それに人びとの会話文もよく、とてもおもしろく感じました。

うだるような暑さのなか、ポルトガルの首都リスボンを
汗みずくになってさまよう主人公の姿が目に浮かびます。
レクイエム Amazon書評・レビュー: レクイエムより
4560045917

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