天鬼越 蓮丈那智フィールドファイルV
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あらすじ
民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤三國は差出人不明のメールを受け取った。「鬼無里がなくなる……」と。2人は、かつて訪れた小村に思いを馳せる。5年前、鬼の面をつけ、家々を練り歩く神事の最中に起きた殺人事件。メールに誘われるようにふたたび向かった村では、ある女性が待ち受けていた(「鬼無里」)。美しい海に面する、宮崎県の小さな村。古来の儀礼にのっとった荘厳な祭祀の最中、隔離された小舟で起きた殺人事件の驚くべき真相とは(「補堕落」)。テレビ出演したばかりの那智の研究室に届いた1通の手紙。どうやらテレビを見て連絡をしてきたらしい。それは、在野の民俗学研究者からの「天鬼年代記」についての調査依頼だった――北森鴻氏がテレビドラマ第2弾用に書き下ろし、お蔵入りとなっていたプロットを基に書かれた表題作など6篇。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
天鬼越 蓮丈那智フィールドファイルVの評価:
10.00/10点 レビュー 1件。 A ランク
天鬼越 蓮丈那智フィールドファイルVの総合評価:
8.25/10点 レビュー 16件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
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何しろ「日本の原風景のような」とか「白髪ながらかくしゃくとしたという表現が似合う」とか「ひなびた風情の漂う開発から取り残された村」とか、いわゆる紋切り型の表現(もしくは芝居のト書き程度)しかできていない。これではどの作品の舞台もなんだか勇者ヨシヒコの村のような書割みたいだ。
また女性の描写も通り一遍。
内藤の心情の表現も唐突で意味が通らない箇所がある。
タイトルになる短編も、これ編集さんついてるの?って言いたくなるぐらい「賀川」に関する叙述のバラバラさ。
ネタ自体だけしかないので、生前の北森氏が本来なら生みの苦しみの末に「世に出せる」レベルのものに仕上げていたのに対して、チャチャっと仕上げた薄っぺらい内容。
しかも「ミクニ」連発。
せめてさ、北森先生が那智に「ミクニ」と口にさせたときの特別な状況や、それを口にした時の那智と内藤の内的交流とかを大事にしていた部分は踏襲できたんじゃないかな。
そうだね、高校生ぐらいが書いたとしたら「いい着眼点だね」とはいえるでしょう。
でも小説として世に出すには酷いもの。
北森先生のファンとしては許せないレベルです。