(短編集)

死と砂時計

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種別
短編集
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あらすじ

2017年05月11日 死と砂時計 (創元推理文庫)

死刑執行前夜、密室状態にあった別々の独房で、二人の囚人はなぜ斬殺されたのか――。世界各国から集められた死刑囚を収容する特殊な監獄に収監された青年アランは、そこでシュルツ老人と出合う。明晰な頭脳を持つシュルツの助手となって、アランは監獄内で起きる不可思議な事件の数々に係わっていく。終末監獄を舞台に奇想と逆説が横溢する、渾身の本格ミステリ連作集。第16回本格ミステリ大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

死と砂時計の評価:

6.63/10点 レビュー 8件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.63pt

死と砂時計の総合評価:

7.48/10点 レビュー 25件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.17
(3pt)

「終末監獄」という発想がすばらしい

帯の「探偵、犯人、被害者――全員が監獄の中」という惹句で購入を決めた短篇ミステリ連作集。プロローグと6つの短篇、そしてエピローグで物語が完結する。まず「終末監獄」という発想がすばらしい。国内で死刑を執行することに風当たりが強い21世紀、ジャリーミスタン首長国は、金銭と共に「死刑囚を受け容れる」政策をとった。これにより、世界中から死刑囚が終末監獄に集まる。これによってジャリーミスタン監獄は「国籍」「人種」「言語」「宗教」「風習」などがごちゃまぜとなり、この齟齬が謎やトリックを出現させる。この設定がすこぶる効果を上げている。

 その謎といえば、翌日に執行が決まった死刑囚をなぜ前日に殺害する必要があったのか? 看守に見つかりやすい満月の夜に何故死刑囚は脱獄を企てたのか? 墓守が埋めた屍体をわざわざ掘り起こして傷つけた理由は? などとてもパラドキシカル。作者がチェスタトン好きなこともうなずける。
 そして明かされる真相は……うーん……こういう感想本当に申し訳なのだけれど、個人的に「物理トリック」って魅力を感じないので……こういうまっこう勝負のトリックを読むと自分はよいミステリ読みではないのだといつも思う。

 やや肩透かしを食らった強引な展開の「女囚マリア・スコフィールドの懐胎」と最終話に続くエピローグ……要るのかなあ、これ。作品自体の読後感がすごく悪くなったとしても、ミステリ作家って、どうしても「最後の一行」「どんでん返し」の誘惑に勝てないの人種なのだろうか……
死と砂時計 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死と砂時計 (創元推理文庫)より
4488497020
No.16
(4pt)

チェスタトンぽい、佳作。

限定空間でのハウダニットが得意な作家という印象だったが、本作は架空の国の刑務所が舞台でリアリティラインは他の作品よりも低め。チェスタトンぽいが、寓話性はないので、娯楽作として気軽に読んだ。傑作ではないが読みやすい佳作。
死と砂時計 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死と砂時計 (創元推理文庫)より
4488497020
No.15
(5pt)

とてつもない設定

2015年に出た単行本の文庫化。
 第16回本格ミステリ大賞に輝いた作品で、たしかにそれだけの魅力がある。
 「終末監獄」という極限状況のなかで起こる事件。癖の強すぎる登場人物たち。ひとたちび読み始めたら、ぐいぐい引きこまれて、最後まで止めることができない。
 奇想とゲームじみた設定が流行っている本格ミステリ界だが、そのなかでも強く印象に残る異色の1冊だった。
死と砂時計 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死と砂時計 (創元推理文庫)より
4488497020
No.14
(3pt)

謎解きミステリーとしてはどの短編も平凡。最終章のラスト数行がすべての作品。

評価が高めだったので期待して購入。密室同然の刑務所内で、しかも死刑囚が殺されると言う謎は魅力的ですが、正直、謎解きミステリーとしてはどの短編も平凡で、特に驚かされるようなトリックもドンデン返しも無く、ほとんどすべて予想通りの真相だったので、やや期待ハズレ感は否めません。

主人公アラン青年に関する最終章は彼の過去話になりますが、その内容自体はたいした事はありませんでしたが、探偵役のシュルツ老にとってアランの存在がどういうものであったのか、それが判明するラスト数行の衝撃はなかなかでした。★的には3.5点といったところ。
死と砂時計 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死と砂時計 (創元推理文庫)より
4488497020
No.13
(3pt)

謎解きミステリーとしてはどの短編も平凡。最終章のラスト数行がすべての作品。

評価が高めだったので期待して購入。密室同然の刑務所内で、しかも死刑囚が殺されると言う謎は魅力的ですが、正直、謎解きミステリーとしてはどの短編も平凡で、特に驚かされるようなトリックもドンデン返しも無く、ほとんどすべて予想通りの真相だったので、やや期待ハズレ感は否めません。

主人公アラン青年に関する最終章は彼の過去話になりますが、その内容自体はたいした事はありませんでしたが、探偵役のシュルツ老にとってアランの存在がどういうものであったのか、それが判明するラスト数行の衝撃はなかなかでした。★的には3.5点といったところ。
死と砂時計 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 死と砂時計 (創元クライム・クラブ)より
4488025439

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