霧に包まれた骸
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自分にとってケネディは「救いの死」の印象がほぼ全てで、 同時代のスター素人探偵シェリンガムへの意地の悪いオマージュともいうべきこの作品の印象は強烈ですが、 その後翻訳された「スリープ村の殺人者」は「牧師館の殺人」を意識したようなオーソドックスな作品でケネディとはどんな作家なのだろうと疑問を持ちました。 そして翻訳されたこの作品ですが読んでみて非常に奇妙な気分になりました。 霧の夜に銃で撃たれた死体が町中で発見される魅力的な出だしですが、 その後華麗な謎解きや衝撃の展開というのはなく中盤は主人公コーンフォード警部の地味な捜査が続きます。 この中盤が本当に地味、クロフツの作品を読んでいるような気分です。 最終盤には意外な展開が待っていますがそれが十分な効果を表しているかと言うと正直「?」です。 作品リストを見ると単独での長編はこれが二作目。当時のミステリ界の流行を色々取り入れていった結果、 こういう奇妙なごった煮感のある作品になったのではないかと思います。 決して必読、とかミステリファンなら読むべし、という作品では無いと思いますが いわゆる「時代を超えた名作」ではあまり味わえない「この時代こういうのは流行ってたのかなあ」というのが感じられる作品だと思います。 | ||||
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