猫は山をも動かす
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
猫は山をも動かすの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
猫は山をも動かすの総合評価:
9.50/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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クィラランがピカックスに移住して5年が経ち、ファニー伯母さんの莫大な遺産を正式に相続します。クィラランは、これからの人生を考えるためしばらく1人(+ココとヤムヤム)になりたいと考え、ビッグ・ポテト山の頂上の家で過ごすことにします。
ところが、その家は1年前に主の男が殺害されたいわくつきの場所でした。クィラランは、のんびり夏の休暇を過ごすはずだったのに、殺人事件の調査を始めます。事件の背景には、山の住民と町の住民の対立があるようです。
今回は、ピカックスから遠く離れた、ポテト山脈やスパッズボロ市が舞台です。シリーズでは、作品ごとにクィラランの住居が変わりますが、ココは平気なのに対して、繊細なヤムヤムはストレスを感じているようです。ヤムヤムは自分の左脇腹に噛みつくようになり、クィラランを心配させます。
人懐こい肥満したドーベルマン犬のルーシーが登場しますが、残念ながら、ココたちとは仲良くなれません。ルーシーは、山で迷ったクィラランを助けますが、その報酬はたったのソーセージ3本。クィラランの吝嗇ぶりが伺えます。
クィラランは、山で度々ひどい目に遭い、なんで山なんかに来たんだろう、と何度も後悔します。お話の最後に、クィラランが山に来たオカルトっぽい理由が示唆されています。
ブラウン女史の作品には、ときどき皮肉めいた表現があります。ある登場人物の男を「単純な男、男性版パレアナ、愚かしいまでに楽天家」と表現しています。女史にとって、『Pollyanna(少女パレアナ、または、ポリアンナ物語)』はジョークにしてしまうほど愚かしい作品だったのでしょうか。
カバーイラストは、山城隆一氏(1920-1997)の素敵なイラストです。山城隆一氏は、猫のイラストや絵本で有名です。