将軍たちの夜



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

0.00pt (10max) / 0件

Amazon平均点

5.00pt ( 5max) / 6件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []B
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1965年01月
分類

長編小説

閲覧回数1,128回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数0

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

将軍たちの夜 (角川文庫)

2010年07月24日 将軍たちの夜 (角川文庫)

1942年、ナチス・ドイツ占領下のポーランドで猟奇殺人が発生。唯一の目撃証言はドイツ軍人、それも将軍クラスの人物による犯行を暗示していた。ドイツ軍防諜部のグラウ少佐は、容疑者を3人の将軍にまで絞り込み捜査を進める。しかし軍という巨大組織の隠微な刃が、グラウ自身にも迫ろうとしていた―。大戦の狂気と正義を求める心の闘争を描いた群像サスペンスの名作、半世紀の時を経て、瑞々しい新訳で登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

将軍たちの夜の総合評価:10.00/10点レビュー 6件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(5pt)

映画よりも良い!

映画化もされているが、この作品は原作で読む方が楽しめる。物語が最終的に辿り着く先はどちらも同じだが、終盤から結末に至る迄の間のストーリーが異なる。
書籍は角川文庫から安岡万里•美村七海に依る新訳版が出ている。熟れた訳で読み易いが、戦争小説にしてはソフトタッチな感じが否めない。この早川書房の桜井正寅訳は、原書に忠実な翻訳を目指したからか日本語としては不自然な表現やぎこちなさ、硬さが見られるが、却ってそれが規律を要求するナチスの将軍や士官、その命令を厳守しようとする下士官の武骨さ、融通のなさを見事に表現している。個人的な好みも有ろうが、本で読むなら早川書房の桜井訳をお勧めする。
将軍たちの夜 (1965年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:将軍たちの夜 (1965年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JABY4C
No.5:
(5pt)

題名に惑わされず一読をお薦めします

主人公の正義感に強く心打たれました‼️
将軍たちの夜 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:将軍たちの夜 (角川文庫)より
4042982093
No.4:
(5pt)

猟奇的性犯罪を通して,軍と戦争とを問う

映画は見ていない。最初に殺人の発生で幕を開けるが,話はどちらかといえば途中まで淡々と進んでいく。しかし,最後になって緊迫感は高まりを見せ,読者を引き込む。読み終わった時に「これは名作だ」と思わせてくれる。誰が見ても許されない殺人事件。それを軍人,それも将軍が戦時中に犯した時にどうなるのか? テーマは深い。
将軍たちの夜 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:将軍たちの夜 (角川文庫)より
4042982093
No.3:
(5pt)

映画より著者のテーマが良く伝わりました

昔、映画をチラッと見た程度ですが、最近 大戦時のドイツを題材にした作品を探していて腑と復刻版を目にし購入
2時間半映画では色々と伝わりきらなかった部分がよく理解でき、いい感じに内容を忘れていたので上手くサスペンス部分に没入できました。

後味が良い作品ではないですし、少し翻訳の切れが悪いなと感じる所もありましたが
描かれている作品のテーマ性については間違いなく一読の価値がある作品だと思います。
将軍たちの夜 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:将軍たちの夜 (角川文庫)より
4042982093
No.2:
(5pt)

題名に謎かけはあるのか?

私は本書の映画化作品(1966年)を先に観ている。ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、その他星の如くにちりばめられた名優、怪優たちの視線、立居振舞、キャラクターなどに "魅せ" られた後で原作を読むと、つい比較を試みてしまうが、「大量殺戮の時代なのだから一人の殺人事件など黙殺されても致し方ない、という無気力無関心を放置してはならない」という真骨頂に変わりはない。一方を鑑賞した方が、もう一方を味わおうとしてがっかりするおそれは、この作品の場合は小さいと思う。
 
 人間性喪失の奔流の中にあって人間性を追求すること、それを具現化しているのが警察官出身で国防軍情報部ゴットフリート・グラウ少佐であろう。周囲の失笑や冷ややかな視線に対しては彼一流の優雅な一瞥を与え、静かに捜査を続けるのである。
 原作だと登場人物をゆっくりと追えるのも魅力である。グラウ少佐のほか、とりわけフランス警察のプレヴェール警部(映画ではモラン警部)とカーレンベルゲ将軍の映画が描ききれなかった人物像を、本作で存分に味わえた。彼らのような人間が属する 『サイレント・マイノリティ』 こそが、古今東西を問わず、 「責任観念」 というエンジンとなって清濁併せた人間社会を実質的にまわしているのだろう。

 「将軍たちの夜」とは、ワルシャワの猟奇殺人の嫌疑のかかった3人の将軍のそれぞれの夜を意味するのだろうくらいに思っていたが、ワルキューレ作戦への連座を疑われたカーレンベルゲ将軍が地下潜伏を余儀なくされた際に、「将軍たちの夜が始まった」(本書p355)という言葉を残している。どういう意味なのだろうか。新しい謎になってしまった。
将軍たちの夜 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:将軍たちの夜 (角川文庫)より
4042982093



その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク