緋の収穫祭
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
緋の収穫祭の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
緋の収穫祭の総合評価:
8.45/10点 レビュー 11件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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1作目「三つの秘文字」では、生きたまま心臓を摘出され、背中にルーン文字が刻まれた死体が登場、2作目の「毒の目覚め」では、いるはずのない南方の毒蛇や大量の蛇が出没するようになった村を描いていましたが、今回はイングランド北部の美しい湿地が広がる地方が舞台。いまだに土地のほとんどが旧家の地主によって所有されている村に、幼い3人の子供がいる一家が引っ越してきます。それと前後して、長い間閉鎖されていた古い教会にも新任の司祭がやってきます。どうやら彼ら新参者には伺えない、何か隠されたものがこの村にはあるらしい、昔から伝わる不気味な収穫祭、古い教会に飾られた人形たち、地下に広がっていた広大な礼拝堂と地下通路、血とすりかえられた聖杯のワイン、墓地に出没する異形の者、次々に死んでゆく女の子は事故だったのかそれとも・・・という、これは怪奇ホラー小説か??と見紛うような出だしです。先の2冊が気に入った方や、ディクスン・カーや横溝正史など怪奇色の強いものが好きな方は気に入ると思います。
地主を筆頭にした村ぐるみの犯罪か?それともカルトか、または精神のバランスを崩した人間か、猟奇殺人鬼か・・・?と読んでいる間中、さまざまな可能性が頭をよぎりますが・・・ネタばれするのであまり書けませんが、最後の50ページで意外な真相が明らかになります。ここまで550ページほど、さまざまな人間模様と相まって、さほど長いとは感じず、恐怖にのめりんでしまいました。
最後はハッピーエンドとはいかず、やや後味悪く、個人的には少し希望を持たせる終わり方にした方がよかったような気がします。
3作のヒロインたちは、まるで同一人物ではないかと思うほど共通点があり、生真面目で人づき合いが苦手な産婦人科医、顔に傷のある獣医、そして事故で片足を損傷してしまい杖が手放せない精神科医です。こういった人物を主人公に設定するのは、作者に何か考えがあるのでしょうか。次作は女性刑事のシリーズだそうですが、どのような作品になるのか楽しみです。