ライディング・ザ・ブレット
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母親が危篤に陥り、ヒッチハイクで実家へ戻ることを決めた大学生。彼を乗せた男は死体だった!というホラー作品。 死体は主人公の大学生に、このまま自分が連れていかれるか、それとも母親か、を選ぶよう迫まる。夜のヒッチハイクそのものが不穏な空気に包まれているので、ドライバーが死体と気づくあたりは我が身に置き換えてみるとかなり怖い。 主人公の選択が悪い結果を生むとはお話し上、明白なのだが、キングのすかしっぷりが、凡百のホラーとは違う。読み終えると、人生訓とみることができる余韻を残すのだ。 | ||||
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発売から3日足らずで50万部以上DLとされるが、それを鵜呑みにするとほんの少し裏切られる。124ページの中編だがタイトル通り、ジェットコースターみたいにあっという間にエンディングに至る。急病で倒れたたった一人の身内であリ味方である母ジーンを見舞いにヒッチハイクで遠く離れた病院へ向かう息子アランの、途中で様々に降り掛かる奇妙な体験。 1台目のヒッチカーは小便臭い老人のダッジ。2台目は夢の中で出会う、死んだはずの若者が運転するマスタング。どちらも年代物だが、後者の方は死体が運転してるだけあり、臭いも強烈だ。アランは飛び降りようと決意するも、体が言うことを聞かない。ここは悪魔が支配する空間なのだ。 この若き亡霊はアランの弱みを知り尽くしてる。そして、母と息子どちらか一方の命を選択しろと脅迫する。自分の為だけに身を粉にして働いてきた母は自分の全てだ。しかし、自分も今ここで死ぬ訳にはいかない。やりたいことは腐るほどある。しかし、順番から行けば母の方だろう。果たして迷った末に出した答えは? この亡霊の脅迫は後々までアランを苦しめる。以降、彼は母の死を常に待つ身となる。母の死に怯えながら、自分の臆病さに後悔しながら、大人になっていく。病床で母は”自分の為だけに生きなさい”とアランを諭すも、”母さんこそ自分の本物の人生”と引き下がらない。アランの愛情が勝ったのか、悪夢の予言には屈せず、母はすぐに退院する。 その後7年間は、母子ともにとても充実した楽しい日々を過ごす。アランは亡霊の脅迫に打ち勝ち、単なる悪夢に過ぎなかったと自分を諭すが、悪魔の予言は命中し、母ジーンは帰らぬ人となる。 人は夢を追い、ある人は運命に生きる。そして老いる。人は列に並び、”死”の順番を待つ。その時が来れば、乗るかもしれないし、逃げ出すかもしれない。しかし、結局は同じ事、そこに選択の余地はない。後悔は必ず後からやってくる。色んな小細工をする位なら、素直に死の順番を待ってた方が潔い。 最近は老人が元気良すぎる。アンチエージングも悪くはないが、何の策も講じる事なく、素直に運命に任せ、死んでいくのも悪くはない。"後悔は常に先に立たず"のこのアランの言葉は、高齢化社会の今、何か考えさせるものがある。 ホラーでも、勿論サスペンスでもない。人間ドラマと言うにはあっさりしすぎる。陳腐な感動ものでもない。運命というものをあっさりと受け入れる母と子の清々しく心暖かい物語だ。キングのアットホームな展開は実に知的で秀逸で美しい。 あっさりしすぎて物足りないとの思いもなくはないが、流石にキングの本領発揮な一冊であることには違いない。性別年齢を問わず楽しめる一冊だ。 | ||||
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大したあらすじではないのに筆力で魅せるキングの文才。 映像なら5分あれば伝えられそうなものが、10秒ごとに進んでいく。 こういうものを書ける人が作家なのだと思った。 恐怖の描写は見事。 | ||||
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スティーブン・キングって作家は、ストーリーテリングが実に巧い作家なので、ついつい引き込まれて読み進めてしまうが、その割には読者の期待している方向へと話は進まず、「なんでやねん!」って展開になることがよくある。 本書も同じような展開で、ジョージ・ストーブなるゾンビ・ドライバーの運転するムスタングに便乗することになるとこまでは、「おっ!」「おっ!」と思わせぶりな展開でお話は進むが・・・・・ e-Books(電子出版本)としてリリースされた後は、日本、ドイツ、イタリア、オランダでのみ、書籍での翻訳出版が可能になったということで、こうして日本語訳が読めることになったわけだ・・・・・ | ||||
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短編だし、話のスピード感もあるので、 小説読むのが苦手な人でも読みきれそうな本でした。 (怖いのが平気な人に限る) 私は寝る前に本を読むのが習慣なので、 めくりやすいソフトカバーが好きなんですが、 よく確認しなかったせいでハードカバーを買ってしまいました。 | ||||
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