マザーレス・ブルックリン
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読み始めは、ちょっと戸惑った。文書にキッチリ吃音が書かれており、読むのがしんどいストーリーが面白いので半分まで読んだ。体力の万全の時に続きを読むつもり。 | ||||
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LAタイムスの「ポストモダン小説61選」にも選ばれていたので「ほしい物リスト」に入れてたのだが、クロネンバーグがレセムの別作品を映画化、この小説も、エドワード・ノートンが映画化権を買って、監督・脚本・主演の予定、とのニュースを機に読むことに。 ポール・オースター的な形而上学的探偵譚を予想していたのだが、ブルックリンの孤児の成長やボスへの忠誠が描かれた真っ当なハードボイルド。 ただ、主人公がトゥーレット症候群で言葉まみれ。まわりの世界が言葉で解体/再構築されていくのがポストモダ〜ン的なの? ディックのハードボイルド版的な感もあり。 エドワード・ノートンの映画化は楽しみ。 そういえば、トゥーレット症候群の女性が不幸な被害者となる話が、M.ウォーターズにありました。蛇の形 (創元推理文庫) ウニとタイ風スープ(レモングラスは食べられません)って感じ・・・本文中に出てきたんですけどね。 ごちそうさまでした。 | ||||
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探偵エスログはつぶやき、撫でさすりまわり、大声で叫び、物をきれいに並べる。全てに意味がなく、しかし全てに意味がある。ハメットではあまりにもハード過ぎて、その作品は「過去」の「名作」であり、もはや現代では同様のものは書かれない、あるいは描き得えない。チャンドラーでは茹で加減が足りず、温泉卵のように内面を溶かし出しすぎてしまい、感傷的で通俗的な「今」が目立ち、振り返るばかりで立ち止まってしまう。だが、エスログは全てを言葉の奔流で押しやる。語って語り尽くして生卵よりもどろどろに吐き出すように見えて、だがその全てはトゥーレット(チック)の発作であって意味はない。しかし/そうであるがゆえに、むしろハメットよりも固く閉められた彼の内面は、発作の向こうから(彼ならここで「フォッサ・マグナ!」とでも言うかもしれない。いや、もっと違う言葉だろう。)立ち上がってくるのであり、全てのチックは意味を持つのだ。やがて現代の「母」を持たず「父」を失った「子」は、二輪車のように言葉を続けることで物語を生み出し、“現代の街の騎士”となっていく。 | ||||
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