フロベールの鸚鵡

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長編
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あらすじ

1993年09月30日 フロベールの鸚鵡 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

偉大なるフロベールの故郷ルーアンを訪ねた「僕」は、博物館で、彼が『純な心』を執筆する際に常に手元に置いていた鸚鵡の剥製を見つける。だがのちに訪れたフロベール邸のはなれには、もう一羽の鸚鵡が鎮座していた。いったい本物はどちら?フロベールという作家にさまざまな角度から覗き眼鏡をあて、文学的にして愉快な小説。(「BOOK」データベースより)

評判

フロベールの鸚鵡の評価:

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フロベールの鸚鵡の総合評価:

9.00/10点 レビュー 4件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4
(5pt)

とりわけフローベール好きが読んで愉しめる小説

この小説を書いたイギリス人の作家ジュリアン・バーンズは、フローベール・ファン、いやフローベール・マニアなのでしょうね。とにかくフローベールについてその作品もあの膨大な書簡もすごく読みこんでいることがわかります。
 
 フローベールにかんする研究論文まで目を通しているのか、ボヴァリー夫人の目の色が小説のなかで矛盾した描写があることを指摘したイギリスの高名なフランス文学研究者イーニッド・スターキーにたいする評も愉快でした。

 この作品は、小説として傑作であるとかそうでないとかという基準でもって語られる作品ではないともいえます。

 小説というジャンルは衰退しつつあるとかという言説がまことしやかにうんぬんされることもありますが、これは小説というのはこんなふうにも書けるんだと小説の可能性を考えさせてくれる作品です。

 とにかくユーモアや皮肉に富み、巧みな構成でもって書かれた、読んで退屈しない小説です。
フロベールの鸚鵡 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: フロベールの鸚鵡 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560071020
No.3
(5pt)

とりわけフローベール好きが読んで愉しめる小説

この小説を書いたイギリス人の作家ジュリアン・バーンズは、フローベール・ファン、いやフローベール・マニアなのでしょうね。とにかくフローベールについてその作品もあの膨大な書簡もすごく読みこんでいることがわかります。
 
 フローベールにかんする研究論文まで目を通しているのか、ボヴァリー夫人の目の色が小説のなかで矛盾した描写があることを指摘したイギリスの高名なフランス文学研究者イーニッド・スターキーにたいする評も愉快でした。

 この作品は、小説として傑作であるとかそうでないとかという基準でもって語られる作品ではないともいえます。

 小説というジャンルは衰退しつつあるとかという言説がまことしやかにうんぬんされることもありますが、これは小説というのはこんなふうにも書けるんだと小説の可能性を考えさせてくれる作品です。

 とにかくユーモアや皮肉に富み、巧みな構成でもって書かれた、読んで退屈しない小説です。
フロベールの鸚鵡 Amazon書評・レビュー: フロベールの鸚鵡より
4560044546
No.2
(5pt)

小説家とはいったいどういう生き物であるかを理解できる名著

小説と言えば、小説とも言える本ですが、フロベールという作家を通じて、物書きという存在の意味のようなものを知るとともに、小説のあり方について多くを学ぶことが出来る本。日本人には残念ながらこうした本を書ける作家はいないでしょうが、物語の本当の楽しみが味わえる本。知的好奇心を刺激する、娯楽的であり、同時に教養的な本で、こうした本が多くの人に読まれるようになったらいいですね。
フロベールの鸚鵡 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: フロベールの鸚鵡 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560071020
No.1
(5pt)

小説家とはいったいどういう生き物であるかを理解できる名著

小説と言えば、小説とも言える本ですが、フロベールという作家を通じて、物書きという存在の意味のようなものを知るとともに、小説のあり方について多くを学ぶことが出来る本。日本人には残念ながらこうした本を書ける作家はいないでしょうが、物語の本当の楽しみが味わえる本。知的好奇心を刺激する、娯楽的であり、同時に教養的な本で、こうした本が多くの人に読まれるようになったらいいですね。
フロベールの鸚鵡 Amazon書評・レビュー: フロベールの鸚鵡より
4560044546
No.0
(4pt)

じわじわ効いてくる

フロベールについては80年代に蓮実重彦の本でそういう作家がいるということ以上は知らない私ですが,この本は面白かった。各章がそれぞれ違った趣向・文体で書かれているのが楽しい。最後のほうになると語り手自身の話も出てきてじわじわ効いてくる。
フロベールの鸚鵡 Amazon書評・レビュー: フロベールの鸚鵡より
4560044546

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