狂犬は眠らない
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
狂犬は眠らないの評価:
2.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
狂犬は眠らないの総合評価:
6.40/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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情報漏洩を防ぐためのスパイ専用精神病院特別フロアでグループセラピーを受ける日々だが、彼らの仕業に見せかけて主治医が殺されたところから物語は始まる。
精神的には大いに問題を抱えていてもかつて凄腕のスパイとしてならした技能と経験を武器に、スパイらしい方法で移動手段を確保しニューヨークそしてワシントンへと旅をしながら真相に迫っていく。
まず5人のキャラクターの完成度が素晴らしい。
劇中披露されるそれぞれが精神的におかしくなってしまった原因となるエピソードが人物造形に説得力を持たせ、
治療のためではなく生き延びるためにそれと向き合うことがストーリーをより面白いものにしている。
スパイの高い観察力を表現しようとしてか、主人公の武道家スパイが詩人志望であったためか、
精神安定剤その他で薬漬けのティーンエイジャーや孤独な老人、アメリカ的大量消費など現代アメリカへの社会風刺も一人称の文体で生き生きと描かれており読みやすい。
今後自分の語学力が遙かに向上し原書を自由に読みこなせるようになったとしてもこの人の翻訳したもので読みたい、と思える翻訳家のひとり三川基好氏の遺作となってしまった一冊。
読み終えてしまうのが惜しいと思えたのは久しぶりでした。