(短編集)

退職刑事〈3〉

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短編集
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あらすじ

2002年12月31日 退職刑事〈3〉 (創元推理文庫)

話半ばで目を閉じ、眠ってしまったかに見える父だが、油断はできない。こうしているときに思考回路はめまぐるしく動いているに違いないのだ。それが証拠に、私にはおよそ目鼻をつけられなかった事件が、鮮やかに解きほぐされていく…。ダイイング・メッセージから犯人を割り出す「乾いた死体」や暗号もどきを解読する「筆まめな死体」など、現職刑事の手に余る難題に往年の辣腕を揮う、退職刑事の事件簿七編を収録。国産の“安楽椅子探偵小説”定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第三集。(「BOOK」データベースより)

評判

退職刑事〈3〉の評価:

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退職刑事〈3〉の総合評価:

9.33/10点 レビュー 3件。

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Amazonレビュー

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No.3
(5pt)

大技から小技まで「安楽椅子探偵」形式で本格推理の魅力を満喫させる絶好調の第3弾。

本格推理ファン必読の「安楽椅子探偵」形式ミステリー連作短編集「退職刑事」シリーズの一冊で各編の題名が「死体」で統一された絶好調の第3弾です。本シリーズの肝は冒頭の奇妙で魅力的な謎が如何にして解明されるか、上手く辻褄を合わせられるかだと思いますが、少々の強引さはある物の著者の力技で必ずや読者を納得させてしまうその才能には感服致しますし、少ないデータを基に想像力の翼を広げて特異なシチュエーションを予想・推理する知的パズルとしての頭の体操にはもってこいだと思いますよね。
『大魔術の死体』拳銃の密売人の男が外から目撃された状態で電話ボックスの中で射殺されるが何故か四方のガラスには傷一つ無いという怪事件が起きる。まさに究極の不可能犯罪と言える大トリックの種は新発明とは違いますが、手品のようなこの見事な演出は著者の独創と呼べると思いますね。本編はシリーズの代表作と誰もが確信するだろう堂々たる著者会心の力作だと思います。『仮面の死体』若い愛人の女を殺した社長が自首して来て楽な事件かと思われたが。唯引っかかるのは死体の発見時に女が般若の面をつけていた事で加害者はそれを全く知らないと言うのだった。本編のオチは言われてみればそうとしか考えられない人間臭い物ですが著者は相変わらず人間ドラマの構築に長けておられますよね。『人形の死体』自宅アトリエ室で発見された人形師の男の死体の傍には出刃包丁をふりかぶった芸者人形があった。本編では妻に白昼堂々と商店街のまんなかで尻をまくらせるというけったいな賭けをする変人の夫のおかしな話を盛り込みながら最後にまさかの大どんでん返しで鮮やかに締め括っています。『散歩する死体』公園のベンチで朝方に見つかった男の死体は何と夜中の別の時刻に二つの場所でそれぞれ目撃されていたのだった。死体の散歩のトリック自体は驚きが然程ありませんが、奇怪な現象の意味を犯罪の解明に結びつける手際が素晴らしいです。『乾いた死体』「畜生、雨がふっていたらなあ・・・・」と言い残して死んだ男の真意とは果たして何だったのか?今回も「えいやっ」という大胆な推理なのですが、著者のこしらえた物語は本当に説得力がありますねえ。『筆まめな死体』殺された男は自己流のメモ魔で暗号風の略号で犯人を「待分」と手帳に書き残していた。著者が肩の力を抜いて趣向を凝らしたさまざまな言葉遊びの楽しさがたっぷりと味わえる愉快な一編でしたね。『料金不足の死体』額に40円切手を貼った状態で見つかった女はダイイング・メッセージを残したかったのだろうか?あだ名が狸(たぬき)の男が滝川で「はがき」の逆さまの「きがは」は滝川から‘た’を抜くと言う意味を表すとは実に上手く考えたものですね。でも著者はすんなりと最初の解釈だけでは満足せずにきちんと別解のオチを示して見せて更に読者を成る程ねと唸らせてくれていますね。
退職刑事 (3) (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 退職刑事 (3) (徳間文庫)より
4195678439
No.2
(5pt)

大技から小技まで「安楽椅子探偵」形式で本格推理の魅力を満喫させる絶好調の第3弾。

本格推理ファン必読の「安楽椅子探偵」形式ミステリー連作短編集「退職刑事」シリーズの一冊で各編の題名が「死体」で統一された絶好調の第3弾です。本シリーズの肝は冒頭の奇妙で魅力的な謎が如何にして解明されるか、上手く辻褄を合わせられるかだと思いますが、少々の強引さはある物の著者の力技で必ずや読者を納得させてしまうその才能には感服致しますし、少ないデータを基に想像力の翼を広げて特異なシチュエーションを予想・推理する知的パズルとしての頭の体操にはもってこいだと思いますよね。
『大魔術の死体』拳銃の密売人の男が外から目撃された状態で電話ボックスの中で射殺されるが何故か四方のガラスには傷一つ無いという怪事件が起きる。まさに究極の不可能犯罪と言える大トリックの種は新発明とは違いますが、手品のようなこの見事な演出は著者の独創と呼べると思いますね。本編はシリーズの代表作と誰もが確信するだろう堂々たる著者会心の力作だと思います。『仮面の死体』若い愛人の女を殺した社長が自首して来て楽な事件かと思われたが。唯引っかかるのは死体の発見時に女が般若の面をつけていた事で加害者はそれを全く知らないと言うのだった。本編のオチは言われてみればそうとしか考えられない人間臭い物ですが著者は相変わらず人間ドラマの構築に長けておられますよね。『人形の死体』自宅アトリエ室で発見された人形師の男の死体の傍には出刃包丁をふりかぶった芸者人形があった。本編では妻に白昼堂々と商店街のまんなかで尻をまくらせるというけったいな賭けをする変人の夫のおかしな話を盛り込みながら最後にまさかの大どんでん返しで鮮やかに締め括っています。『散歩する死体』公園のベンチで朝方に見つかった男の死体は何と夜中の別の時刻に二つの場所でそれぞれ目撃されていたのだった。死体の散歩のトリック自体は驚きが然程ありませんが、奇怪な現象の意味を犯罪の解明に結びつける手際が素晴らしいです。『乾いた死体』「畜生、雨がふっていたらなあ・・・・」と言い残して死んだ男の真意とは果たして何だったのか?今回も「えいやっ」という大胆な推理なのですが、著者のこしらえた物語は本当に説得力がありますねえ。『筆まめな死体』殺された男は自己流のメモ魔で暗号風の略号で犯人を「待分」と手帳に書き残していた。著者が肩の力を抜いて趣向を凝らしたさまざまな言葉遊びの楽しさがたっぷりと味わえる愉快な一編でしたね。『料金不足の死体』額に40円切手を貼った状態で見つかった女はダイイング・メッセージを残したかったのだろうか?あだ名が狸(たぬき)の男が滝川で「はがき」の逆さまの「きがは」は滝川から‘た’を抜くと言う意味を表すとは実に上手く考えたものですね。でも著者はすんなりと最初の解釈だけでは満足せずにきちんと別解のオチを示して見せて更に読者を成る程ねと唸らせてくれていますね。
退職刑事 (3) (トクマノベルズ) Amazon書評・レビュー: 退職刑事 (3) (トクマノベルズ)より
4191525913
No.1
(5pt)

大技から小技まで「安楽椅子探偵」形式で本格推理の魅力を満喫させる絶好調の第3弾。

本格推理ファン必読の「安楽椅子探偵」形式ミステリー連作短編集「退職刑事」シリーズの一冊で各編の題名が「死体」で統一された絶好調の第3弾です。本シリーズの肝は冒頭の奇妙で魅力的な謎が如何にして解明されるか、上手く辻褄を合わせられるかだと思いますが、少々の強引さはある物の著者の力技で必ずや読者を納得させてしまうその才能には感服致しますし、少ないデータを基に想像力の翼を広げて特異なシチュエーションを予想・推理する知的パズルとしての頭の体操にはもってこいだと思いますよね。
『大魔術の死体』拳銃の密売人の男が外から目撃された状態で電話ボックスの中で射殺されるが何故か四方のガラスには傷一つ無いという怪事件が起きる。まさに究極の不可能犯罪と言える大トリックの種は新発明とは違いますが、手品のようなこの見事な演出は著者の独創と呼べると思いますね。本編はシリーズの代表作と誰もが確信するだろう堂々たる著者会心の力作だと思います。『仮面の死体』若い愛人の女を殺した社長が自首して来て楽な事件かと思われたが。唯引っかかるのは死体の発見時に女が般若の面をつけていた事で加害者はそれを全く知らないと言うのだった。本編のオチは言われてみればそうとしか考えられない人間臭い物ですが著者は相変わらず人間ドラマの構築に長けておられますよね。『人形の死体』自宅アトリエ室で発見された人形師の男の死体の傍には出刃包丁をふりかぶった芸者人形があった。本編では妻に白昼堂々と商店街のまんなかで尻をまくらせるというけったいな賭けをする変人の夫のおかしな話を盛り込みながら最後にまさかの大どんでん返しで鮮やかに締め括っています。『散歩する死体』公園のベンチで朝方に見つかった男の死体は何と夜中の別の時刻に二つの場所でそれぞれ目撃されていたのだった。死体の散歩のトリック自体は驚きが然程ありませんが、奇怪な現象の意味を犯罪の解明に結びつける手際が素晴らしいです。『乾いた死体』「畜生、雨がふっていたらなあ・・・・」と言い残して死んだ男の真意とは果たして何だったのか?今回も「えいやっ」という大胆な推理なのですが、著者のこしらえた物語は本当に説得力がありますねえ。『筆まめな死体』殺された男は自己流のメモ魔で暗号風の略号で犯人を「待分」と手帳に書き残していた。著者が肩の力を抜いて趣向を凝らしたさまざまな言葉遊びの楽しさがたっぷりと味わえる愉快な一編でしたね。『料金不足の死体』額に40円切手を貼った状態で見つかった女はダイイング・メッセージを残したかったのだろうか?あだ名が狸(たぬき)の男が滝川で「はがき」の逆さまの「きがは」は滝川から‘た’を抜くと言う意味を表すとは実に上手く考えたものですね。でも著者はすんなりと最初の解釈だけでは満足せずにきちんと別解のオチを示して見せて更に読者を成る程ねと唸らせてくれていますね。
退職刑事〈3〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 退職刑事〈3〉 (創元推理文庫)より
4488434045
No.0
(5pt)

大技から小技まで「安楽椅子探偵」形式で本格推理の魅力を満喫させる絶好調の第3弾。

本格推理ファン必読の「安楽椅子探偵」形式ミステリー連作短編集「退職刑事」シリーズの一冊で各編の題名が「死体」で統一された絶好調の第3弾です。本シリーズの肝は冒頭の奇妙で魅力的な謎が如何にして解明されるか、上手く辻褄を合わせられるかだと思いますが、少々の強引さはある物の著者の力技で必ずや読者を納得させてしまうその才能には感服致しますし、少ないデータを基に想像力の翼を広げて特異なシチュエーションを予想・推理する知的パズルとしての頭の体操にはもってこいだと思いますよね。
『大魔術の死体』拳銃の密売人の男が外から目撃された状態で電話ボックスの中で射殺されるが何故か四方のガラスには傷一つ無いという怪事件が起きる。まさに究極の不可能犯罪と言える大トリックの種は新発明とは違いますが、手品のようなこの見事な演出は著者の独創と呼べると思いますね。本編はシリーズの代表作と誰もが確信するだろう堂々たる著者会心の力作だと思います。『仮面の死体』若い愛人の女を殺した社長が自首して来て楽な事件かと思われたが。唯引っかかるのは死体の発見時に女が般若の面をつけていた事で加害者はそれを全く知らないと言うのだった。本編のオチは言われてみればそうとしか考えられない人間臭い物ですが著者は相変わらず人間ドラマの構築に長けておられますよね。『人形の死体』自宅アトリエ室で発見された人形師の男の死体の傍には出刃包丁をふりかぶった芸者人形があった。本編では妻に白昼堂々と商店街のまんなかで尻をまくらせるというけったいな賭けをする変人の夫のおかしな話を盛り込みながら最後にまさかの大どんでん返しで鮮やかに締め括っています。『散歩する死体』公園のベンチで朝方に見つかった男の死体は何と夜中の別の時刻に二つの場所でそれぞれ目撃されていたのだった。死体の散歩のトリック自体は驚きが然程ありませんが、奇怪な現象の意味を犯罪の解明に結びつける手際が素晴らしいです。『乾いた死体』「畜生、雨がふっていたらなあ・・・・」と言い残して死んだ男の真意とは果たして何だったのか?今回も「えいやっ」という大胆な推理なのですが、著者のこしらえた物語は本当に説得力がありますねえ。『筆まめな死体』殺された男は自己流のメモ魔で暗号風の略号で犯人を「待分」と手帳に書き残していた。著者が肩の力を抜いて趣向を凝らしたさまざまな言葉遊びの楽しさがたっぷりと味わえる愉快な一編でしたね。『料金不足の死体』額に40円切手を貼った状態で見つかった女はダイイング・メッセージを残したかったのだろうか?あだ名が狸(たぬき)の男が滝川で「はがき」の逆さまの「きがは」は滝川から‘た’を抜くと言う意味を表すとは実に上手く考えたものですね。でも著者はすんなりと最初の解釈だけでは満足せずにきちんと別解のオチを示して見せて更に読者を成る程ねと唸らせてくれていますね。
退職刑事 (3) (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 退職刑事 (3) (徳間文庫)より
4195678439
No.-1
(5pt)

大技から小技まで「安楽椅子探偵」形式で本格推理の魅力を満喫させる絶好調の第3弾。

本格推理ファン必読の「安楽椅子探偵」形式ミステリー連作短編集「退職刑事」シリーズの一冊で各編の題名が「死体」で統一された絶好調の第3弾です。本シリーズの肝は冒頭の奇妙で魅力的な謎が如何にして解明されるか、上手く辻褄を合わせられるかだと思いますが、少々の強引さはある物の著者の力技で必ずや読者を納得させてしまうその才能には感服致しますし、少ないデータを基に想像力の翼を広げて特異なシチュエーションを予想・推理する知的パズルとしての頭の体操にはもってこいだと思いますよね。
『大魔術の死体』拳銃の密売人の男が外から目撃された状態で電話ボックスの中で射殺されるが何故か四方のガラスには傷一つ無いという怪事件が起きる。まさに究極の不可能犯罪と言える大トリックの種は新発明とは違いますが、手品のようなこの見事な演出は著者の独創と呼べると思いますね。本編はシリーズの代表作と誰もが確信するだろう堂々たる著者会心の力作だと思います。『仮面の死体』若い愛人の女を殺した社長が自首して来て楽な事件かと思われたが。唯引っかかるのは死体の発見時に女が般若の面をつけていた事で加害者はそれを全く知らないと言うのだった。本編のオチは言われてみればそうとしか考えられない人間臭い物ですが著者は相変わらず人間ドラマの構築に長けておられますよね。『人形の死体』自宅アトリエ室で発見された人形師の男の死体の傍には出刃包丁をふりかぶった芸者人形があった。本編では妻に白昼堂々と商店街のまんなかで尻をまくらせるというけったいな賭けをする変人の夫のおかしな話を盛り込みながら最後にまさかの大どんでん返しで鮮やかに締め括っています。『散歩する死体』公園のベンチで朝方に見つかった男の死体は何と夜中の別の時刻に二つの場所でそれぞれ目撃されていたのだった。死体の散歩のトリック自体は驚きが然程ありませんが、奇怪な現象の意味を犯罪の解明に結びつける手際が素晴らしいです。『乾いた死体』「畜生、雨がふっていたらなあ・・・・」と言い残して死んだ男の真意とは果たして何だったのか?今回も「えいやっ」という大胆な推理なのですが、著者のこしらえた物語は本当に説得力がありますねえ。『筆まめな死体』殺された男は自己流のメモ魔で暗号風の略号で犯人を「待分」と手帳に書き残していた。著者が肩の力を抜いて趣向を凝らしたさまざまな言葉遊びの楽しさがたっぷりと味わえる愉快な一編でしたね。『料金不足の死体』額に40円切手を貼った状態で見つかった女はダイイング・メッセージを残したかったのだろうか?あだ名が狸(たぬき)の男が滝川で「はがき」の逆さまの「きがは」は滝川から‘た’を抜くと言う意味を表すとは実に上手く考えたものですね。でも著者はすんなりと最初の解釈だけでは満足せずにきちんと別解のオチを示して見せて更に読者を成る程ねと唸らせてくれていますね。
退職刑事 (3) (トクマノベルズ) Amazon書評・レビュー: 退職刑事 (3) (トクマノベルズ)より
4191525913

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